はじめての個別株購入!5つのつまずきポイントを徹底検証
1.ページ閲覧はスマホからPCに変えてサイト内を検索
当初、スマホからSBI証券のサイトを開いた筆者でしたが、一目で該当ボタンを見つけられなかった理由には画面のサイズがあると思い、PCでの閲覧に変えてみることにしました。すると、画面サイズと文字が大きくなり、情報が凝縮されているページも見やすくなったのです。
慣れている方であればスマホですべてを完結することもできそうですが、初めてSBI証券で個別株を購入するときには、PCでの閲覧をおすすめします。
2.銘柄はまず「名前を知っている企業」から検討をスタート
銘柄の選び方については、シンプルですが名前を知っている企業から調べていくことにしました。昨年から続く巣ごもり需要で人気が高まったゲーム「あつまれ どうぶつの森」にハマっている筆者は、まずこのゲームを販売している任天堂の株をチェックしてみることにしました。調べたときの1株の値段は6万3,700円。1株ならなんとか買えそうな気もしますが、ひとまずは候補の1つとすることにしました。
次に、身の回りを眺めていると、テーブルの上にあったドリンク「アリナミン」に目が止まります。パッケージから販売元を調べて武田薬品工業の株を調べてみると、1株が4,122円であることが判明。任天堂なら1株持ってみようかな、という気持ちでしたが、武田薬品工業ならば複数株購入することもできるかもしれないと、イメージがわくようになりました。
3.個別株への投資はまずは3万円からに決定
前述の任天堂や武田薬品工業以外にも、さまざまなジャンルの名前を知っている企業の株価をチェックしながら、筆者は個別株の投資予算をまず3万円としてみることにしました。理由としては、いくつか株価を見ていった中で、3万円あれば投資をしている感を味わいながら個別株を複数購入できると感じたからです。
ただ、1株の値段は400円前後で購入できる企業もあるため、まとまった資金が手元になくても買えるようです。個別株の購入に慣れたら、500円貯金の感覚で投資をしていってみても面白いかもしれないな、と感じています。
4.目的を配当金に決めて検索!配当利率の違いに驚く
先にスタートしていた投資信託では、配当金が自動で再投資される仕組みを選択していた筆者は、個別株でも配当金を目的に資産運用することに決めました。メリットに感じた点は、譲渡益のように株価の値動きを追わなくてよいことと、配当金が入った場合は再投資して元本を増やすこともできそうなところです。
SBI証券のユーザーページからログインすると、投資指標から配当利回りや1株あたりの配当金の予想を確認することができました。筆者が調べたときは、任天堂の配当利回りが2.95%で1株あたりの配当が1,880~1,920円という予想だったのに対して、武田薬品工業は4.37%で1株あたりの配当が180円という予想でした。
武田薬品工業の株を15株購入すると任天堂の1株と同額程度になりますが、このときの配当金は180円×15株で2700円となります。配当金を目的とするのならば、配当利回りを確認していくことが1つの指標となりそうです。
また、売買単位は100と記載がありましたが、どちらも1株ごとに購入できる「単元未満株」の表記があったため、予算に応じて選ぶこともできそうです。
5.つみたてNISAは継続!個別株は特定口座か一般口座で購入する
つみたてNISAでは個別株の購入ができないことが分かりましたが、こちらは継続することに決めました。すでに取引をしていたため、翌年までNISAへの区分変更ができないことが1番の理由でしたが、個別株よりも投資信託のほうが年間を通して多く購入するだろうという思いもあったためです。
筆者の場合は、個別株を特定口座か一般口座で購入することにしました。この2つを比べたときには「確定申告の有無」が大きな違いとなりましたが、今年中に年間の利益が20万円を超えるほど個別株を買う予定がないため、筆者はおそらく一般口座を選ぶかと思います。
個別株の購入を検討すると資産運用の違う顔が見えてきた
個別株を購入しようとするまでは、投資信託との違いを明確に感じていませんでしたが、実際に行動に移してみると、資産運用の違う面が見えてきました。選ぶ基準を自分でルール化していくことも新鮮な印象です。
これから個別株にチャレンジしてみようと考えている投資初心者の方は、筆者のつまずきポイントもうまく活用しながら、自分に合う銘柄を探してみてくださいね。