【ミレニアル世代のマネー学】自分に合ったポートフォリオとは?自分のリスク許容度はどれくらい?

マネーケア

ポートフォリオには分散投資の役割がある

では、なぜポートフォリオを組むのでしょうか。それは、ポートフォリオを組むと、分散投資の効果が得られるからです。分散投資とは、値動きの異なる複数の資産に投資することです。こうすることで、リスクを一定に抑えつつ効率よくリターンを狙えます

投資の格言に「卵はひとつのカゴに盛るな」というものがあります。もし、卵をひとつのカゴに盛ってしまうと、そのカゴを落としたときに全部割れてしまいます。しかし、複数のカゴにわけてあれば、どれかを落としたとしても他の卵は無事です。資産もこの卵と同じで、複数にわけておくことで、値動きが安定するのです。

とはいえ、せっかく分散投資をするならば、できるだけリスクは可能な限り少なくし、その上でリターンは最大限大きくしたいですよね。この考え方を実践したポートフォリオの集まりを「効率的フロンティア(有効フロンティア)」といいます。
効率フロンティアは、ポートフォリオの資産配分のうち、もっとも有利と考えられる選択肢を線で表したものです。

効率的フロンティア

効率的フロンティア
筆者作成

グラフの縦軸はリターン、横軸はリスク(リターンの標準偏差)です。グラフの線は、「同じリターンではリスクが最小」「同じリスクではリターンが最大」になる資産配分の集合となっています。この線上で、もっとも分散が低い資産配分は「最小分散ポートフォリオ」と呼びます。

たとえば、外国債券のみに投資するよりも、同じリスクでよりリターンが高くなる資産配分があることがこちらの図で読み取れます。
また、「8%のリターンを得たい」という場合、ポートフォリオを組んでリスクをどんなに抑えても9%程度のリスクはとる必要があることもわかります。

リスクを一定に抑えて最大限りターンを狙うためには、ポートフォリオを組んだ方が有利と知っているので、投資のプロはみな分散投資をしています。

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頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

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