需要大で求人多数!未経験から介護業界に転職した20代女性の体験談

需要大で求人多数!未経験から介護業界に転職した20代女性の体験談
マネーケア

介護業界に転職!給料は?勤務時間は?

Fさんが通っていたのは、全国で介護事業を展開している大手企業が運営している学校でした。資格取得後は就職先の紹介まで一貫して行ってくれたので、自分で就職先を探す手間が省けたそうです。

高齢者用の介護施設には、入所型のものや通所型のものがあり、運営元や目的もさまざまなものがあります。Fさんはその中でも、デイサービス施設にパートとして就職しました。デイサービス施設は車で利用者の送迎をし、施設で入浴や昼食、機能訓練やレクレーションをすることで、利用者と利用者の家族をサポートするものです。

印刷会社の正社員から、介護施設のパート職員への転職。当然、手取りの給料は減ってしまいました。しかし、デイサービス施設の勤務時間は基本的に日中だけなので、自由に使える時間は増えたのだとか。前職の給料と比較しても、ボーナスを除いて時給換算すると、転職後の給料と実はそう大きくは変わりませんでした。

給料を補填するためと、自由な時間をうまく活用するため、副業を始めたFさん。デイサービスの仕事は体力を使うため、自宅でできる副業を探しました。クラウド型求人サイトでホームページ作成の求人を発見。大学時代に基礎的なホームページ作成を学んだことがあったので、副業としてスタートすることにしました。

介護の仕事はしんどいこともあるけど、やりがいを感じながら働けているというFさん。「合わない人は本当に合わない業界だから、私はきっと向いていたんだと思う」と語ってくれました。

仕事では食事や入浴の介助のほか、書道や工作などのレクレーションを企画したり、地域の人たちと楽しめるイベントを考えたりと、幅広く対応しているそうです。勤務時間が比較的短いこともあって、同僚には子育て世代も多いのだとか。職員の入れ替わりは多少あるものの、介護施設としては、比較的安定している方だと教えてくれました。

介護施設に転職してから2年後、Fさんは結婚を機に引っ越すことになったそうです。退職せざるを得なかったFさんですが、引っ越し先でも就職先がすぐに見つかったのだとか。これは、需要の多い介護職ならではの強みといえそうです。

新たな職場では、次なる目標「実務者研修」の資格取得に向けて働いているというFさん。「旦那さんは転勤族なので、これからも全国を転々とすることになりそうだけど、介護の仕事はずっと続けていきたいと思っています」と語ってくれました。

やりたいことで生計を立てられるか?事前に検討を

今回ご紹介したFさんは、介護の世界に転職してからいきいきと活躍していました。とはいえ、介護職は向き不向きが大きい業界。求人はたくさんありますが、手取りの給料が大きく減ることもあるので、転職時は慎重に検討した方がよさそうです。

自分が本当にやりたいことで生計を立てられれば、毎日が楽しくなりそうですよね。Fさんのように自分の好きなことについて学び、スキルアップしていけば、好きなことを仕事にできるかもしれません。

金谷 ひつじ

フルタイムワーママから、ライターに転向。買い物前にSNSで情報収集するのが趣味。 家事も育児も仕事も趣味も、まだまだ欲張りたい2児のママライターです。

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