日経平均株価って何?株価が上下する要因とは
マネーケア
多くの人が日経平均株価を気にしている理由は?
株価は景気に先行して動くと言われています。ですから、日経平均株価が上昇すると、会社の業績がよくなり、景気がよくなることが予測されます。
そうなると、私たちの生活にどのような影響があるのか、従業員と投資家の立場で見てみましょう。
【会社で働く従業員の場合】
会社の業績がよくなると、その会社の株を買いたい人が増えて会社にお金が集まりやすくなります。それにより、会社が設備投資や研究開発などに多くの資金を投入できるようになります。また、生産量増加やサービス品質の向上につながり、経営が安定します。
もしあなたがその会社の従業員だったら、臨時ボーナスの支給や給料が上がることもあるかもしれません。
【投資家の立場である場合】
もしあなたがその会社の株を保有しているとすると、株価の上昇にともない資産価値も上がります。会社から配当金が支給されることがあるかもしれません。また、その株を売却してキャピタルゲイン(株を売買した際の差額で発生する利益)を得ることができるかもしれません。
一方で、株価が下落した時にはこれらと逆のことが起きます。
株価が下がると業績が悪化し、事業計画の見直しや改善が必要になります。最悪な場合にはリストラや倒産に追い込まれる会社が出てくることもあります。そこに勤めている従業員は職を失い、株主は持っている株の価値がゼロになってしまう可能性もあるのです。
このように日経平均株価は、日本市場全体の動きを示すバロメーターとなっているのです。
日経平均株価が注目されているのは、このように景気の先行きを読むためにとても重要な指標であるからです。