家賃が払えないかも。そんな時には、住宅確保給付金がある

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住宅確保給付金の支給金額と期間について

住宅確保給付金は、市町村町役場などが、賃貸物件のオーナー(大家さん)の口座へ家賃相当額を直接振り込むことになります。家賃相当額には、管理費や共益費は含まれません。

住宅確保給付金が支給される期間というのは、原則3カ月です。もし、延長となれば、3カ月ごと最大9カ月までが上限となります。

東京荒川区の家賃上限額を例とし、以下の図にまとめました。
なお、家賃の上限額は、市町村町役場ごとに異なりますので注意が必要です。

荒川区HPより筆者作成

申請場所や必要な書類など

住宅確保給付金の手続きは、お住まいの住所を管轄する市町村町役場で申請をすることができます。
申請に必要な書類は、所定の申請書のほか本人確認書類、家賃の金額を確認できる書類、収入が分かる書類など、申請者ごとに異なる場合があります。詳しくは、窓口へお問い合わせください。
▶︎厚生労働省「全国の相談窓口」

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まとめ

住宅確保給付金の支給対象が広がり、「今後もしかしたら、家賃が払えなくなるかも」と不安を感じている人も対象に含まれることになりました。支給となる要件を確認し、該当するようであれば、早めに所定の窓口へ相談にいきましょう。
ピンチの時ではありますが、忙しい時にはなかなかできない支出の見直しをしながら、仕事が再開したときに効果的なお金の使い方ができるよう準備をしましょう。

舟本 美子

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」 会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。 あなたに合った...

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