年払いにするとこんなにおトク! しっかり活用するコツは?

マネーケア

国民年金もまとめ払いがおトク

フリーランス・自営業の方や学生は給与天引きではなく自分で国民年金を支払います。この国民年金保険料もまとめ払いをするとおトクです。
例えば令和2年度の場合、1ヶ月の国民年金保険料は1万6540円ですが、6ヶ月前納の場合(令和2年10月~6ヶ月分)は現金納付の場合9万8430円(毎月納めるより810円おトク。0.8%引き)また口座振替にするとさらに320円割引になります。

ちなみに、もうさかのぼることはできませんが、4月から1年前納すれば口座振替で19万4320円(毎月納める場合より4160円おトク。1.7%引き)、2年前納すれば 38万1960円(毎月納める場合より1万5840円おトク。4%引き)となります。(厚生労働省「令和2年度における国民年金保険料の前納額について」より)

国民年金は年度ごとのタイミングを逃すと、まとめ払いができなくなってしまいます。まとめ払いをする場合には、1年前納・2年前納なら4月、6ヶ月前納なら10月にまとめ払いできるよう、資金計画を立てておく必要があります。

まとめ

月払いだと毎月の支払いが一定なので家計管理がしやすくなりますが、年払いにすると一時的にまとまった金額を支払う必要があるため支払い月に家計を圧迫してしまいがちです。とはいえ、おトクにするために、毎月支払っているつもりで年払い用に資金をプールしておき、支払い月にその資金で支払うサイクルを作るとよいでしょう。

現在、一般的な普通預金金利は0.001%ととても低いことをかんがみると、年払いはかなりおトクといえます。ぜひ家計を見直してみましょう。

稲村 優貴子

ファイナンシャルプランナー(CFP?)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ 大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポ...

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