知らないなんて恥ずかしい?!お金の用語解説【基礎編】

マネーケア

お金は生活するうえで必要なものですが、お金について教えてもらったことがあるという方は、それほど多くないと思います。
義務教育でも教わる機会がなかった「お金」について、基礎的な用語をわかりやすく解説します。
お金の基礎用語なら知っている、という方でも、再確認できる機会にしてみてください。

お金の用語解説 基礎編

お金

お金は、私たちが生活するうえで必要な、「食べ物」、「飲み物」、「着る服」、「住む場所」などを手に入れるための手段です。
お金の動きとしては、「入ってくる(増える)」、「出ていく(減る)」、「たまる(残る)」の3つがあげられます。

手取り収入

会社勤めの場合だと、給与から社会保険料や税金などが差し引かれて支給されます。
差引後の金額が手取り収入で、可処分所得ともいいます。手取り収入は、食費や買い物など自由に使えるお金です。
なお、給与から差し引かれる項目は、勤務先の給与規定に記載されています。

固定費

固定費は、固定的に出ていくお金のことです。例えば、アパートの家賃や携帯電話の基本料金、保険料、Netflixやアマゾンプライムの料金など、毎月決まった額であることが特徴です。
出ていく額が事前にわかるため、支出の予定は立てやすいですね。

変動費

変動費は、出ていく額が毎月変動するお金のことです。例えば、食費や光熱費があげられます。食べた分、使った分かかる費目なので、工夫次第で支出を抑えることもできるでしょう。

貯蓄

手取り収入と、固定費・変動費などの支出の差額は、貯蓄にすることができます。
入ってくるお金より、出ていくお金の方が少なければ、貯蓄が増えます。逆に、入ってくるお金以上に、出ていくお金が多ければ、それまでの貯蓄を目減りさせます。

お金を貯めたい方は、先取貯蓄を検討してみてはいかがでしょう。
先取貯蓄は、お金を使ってしまう前に貯蓄にまわし、残ったお金でやりくりする方法です。使えるお金が決まっているため、確実に貯蓄することができます。

家計

家計とは、収入と支出を把握することを目的とし、家庭内でのお金のやりくりをいいます。家計を把握することで、どこに問題があるかを見つけることができるので、対策を考えることができます。
家計を把握できれば、「○○までに、○○万円」といった具体的な貯蓄目標が立てられ、実現性も高くなるでしょう。

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローは、「お金の流れ」です。入ってきたお金がどんな形で出ていくかがわかります。
時系列にすれば、どのタイミングでどんな支出があるかがわかるので、買い物の際も、現金払いにするかクレジット決済にするかを検討できるでしょう。
会社経営でも、キャッシュ・フローは重視されている指標の一つです。

キャッシュレス決済

キャッシュレス決済は、現金ではなく、クレジットカードやQUICPay(クイックペイ)などのスマホ決済で買い物をすることです。
現金のやり取りがないので、レジ清算が楽にスピーディーに行えます。
決済サービスによっては、ポイントも貯まるので、おトクです。

リボ払い

リボ払いは、クレジットカードの支払い方法の一つです。一括払いや分割払いとは違い、毎月の支払金額を自分で決めることができます。
毎月出ていく金額が一定のため、資金計画が立てやすいと思われがちですが、リボ払いに頼ると、手数料が高くなかなか支払いが終わらないという事態になることも。
リボ払いを選ぶときは、十分考慮しましょう。

ATM(エーティーエム)

ATMは、わざわざ銀行窓口に行くことなく、預金口座から現金の引き出しや預け入れ、振込などもできる便利な機械。使用にはキャッシュカードや通帳が必要です。
銀行だけでなく、駅やデパートなどに設置してあることが多く、コンビニエンスストアにもあります。銀行の営業時間外でも預金引き出しができることは便利ですが、手数料がかかる場合があるので、しっかりチェックしましょう。

インターネットバンキング

インターネットバンキングでは、ネット環境があればアカウントとパスワードで振込などの取引ができます。自宅にいながら家賃の振り込みなどができるので、銀行に行って順番待ちする必要がありません。
個人で利用する場合だと、月額料金がかからないことが多く、利用時の手数料のみですが、ATM利用時よりも安い場合が多いです。
何より、銀行にわざわざ行かなくて済むというのはメリットです。

まとめ

お金の話をすることは、なんとなく品がない思う方も少なくないと思います。しかし、生活するためには必要なものです。お金の知識があれば、お金と上手に付き合っていくことができます。義務教育でも教えてくれないお金の話です。お金に振り回されない知識を身につけましょう。

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

プロフィール

関連記事一覧