同一労働同一賃金制度の施行で、働き方はどう変わる?

給与・ボーナス

気を付けたいポイント、デメリット

正社員と同じ仕事とみなされた非正規社員の賃金が正社員並みになると、会社全体の賃金の増加となります。そうなると会社は社員一人当たりの生産性の向上を進め、非正規社員の人数の調整を図らなければならなくなることも考えられます。

非正規社員個人でみると嬉しい改定ではあるものの、そのために社員全体に影響が及びます。そうなると真っ先に調整されるのが非正規社員。特に派遣社員の人は今後の動向に注意が必要です。

まとめ

同じ仕事内容・仕事量、責任度合いや転勤の負担など、条件が全く同じなのに、期間の定めがあるかないかで賃金や待遇に差があるのは、本来いけないことです。
けれど本意ではないとはいえ、長年それを非正規労働者も受け入れて仕事をしていた現実もあるので、今回の改正はかなり思い切った内容だと筆者は思っています。

みんなが少しずつ痛みを分け合って、正規・非正規を問わず、誰もが働きやすい環境を作っていくという気持ちを一人ひとりが持つことが大切になってきます。

小野 みゆき

中高年女性のお金のホームドクター 社会保険労務士・CFP・1級DCプランナー・年金マスター・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 企業で労務、健康・厚生...

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