海外挙式ってどれくらいの費用がかかる? 節約のためにできること

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挙式費用だけなら100万円前後でできちゃう

海外挙式にかかる費用には、会場使用料、新郎新婦の衣装、着付け、ヘアーメイク、エステ、が含まれます。さらに、挙式の写真撮影や小物代などもかかってきますが、それら全てをひっくるめても平均100万円前後で挙式自体は可能なのです。随分とリーズナブルですよね。しかし、国内挙式と大きく異なるのが参列者の数です。

規模にもよりますが、国内挙式では数十名が参列することはよくあります。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019」でも、参列者の平均は66.3名となっており、近年は減少傾向にあるとはいえども、やはり両家の家族、親族、友人が多く参加してくれることが多いですよね。一方、海外挙式に参列するのは当事者の新郎新婦のみ、もしくは新郎新婦とその家族、数名の友人のみが参列というパターンが圧倒的に多いです。

海外挙式では、参列者の旅費を新郎新婦が全額負担するか、一部負担するか、または相手に負担してもらうのか、という点で式にかかる費用は大きく違ってきます。友人には旅費を全額負担してもらう、というのが一般的ですが、これにプラスしてご祝儀まで貰った時はお返しが少し大変です。挙式自体は安くあがりますが、こういう面で出費となる可能性もあります。

ハネムーンも兼ねた海外挙式ならその分お得!

そもそも、海外挙式のメリットとデメリットはどのようなところにあるのでしょうか。最大のメリットは、挙式を行った直後にそのまま新婚旅行へ移行できるという点です。国内挙式の場合は、挙式→新婚旅行と2回分の費用やプランを立てることになりますが、海外挙式ならばそのプロセスが一度に済むために、時間的にも経済的にも良いことだらけなのです。

もちろん、挙式に加えて滞在費用やショッピング代が別途必要になってきますが、総合的に見れば国内挙式と新婚旅行を分割して行うよりも安くあがることがほとんどです。また、家族を招待した海外挙式ならば、今までお世話になったご両親へのプレゼントとしても最適!両親や兄弟にも、海外旅行気分で楽しんでもらえるというわけです。

海外挙式のメリット・デメリットは?

海外ならではの美しい景色や教会で憧れの挙式を実現できるというのも非常に大きなメリットです。
エメラルドグリーンの海を見ながら、とか、歴史を感じられる美しいチャペルで、という憧れがある人には海外挙式が人気なようです。自分たちはもちろん、参加するゲストの心にも強く印象に残る式になりそうですね。また、その土地ならではのスタイルで挙式を楽しめるのも、海外挙式のメリットと言えます。ハワイならアロハシャツでカジュアルに式を楽しむこともできますし、逆にヨーロッパの伝統的なチャペルで荘厳な式を、と思う人もいるでしょう。挙式のイメージに合わせて場所を選べるのも海外挙式の楽しみの一つと言えそうです。

一方、デメリットもあります。最大のデメリットは、何と言っても現地の挙式会場を下見することができないという点です。海外挙式の前に、わざわざ現地に行って下見をするというのはかなり難しいですよね実際に準備は海外挙式をプロデュースする会社に入ってもらうため、チャペルや結婚式場の選択肢が限られてしまうというデメリットもあります。
また、海外だと言葉の壁が立ちはだかることも。最低限の言葉は話せるようにしておかないと、意思疎通がうまくいかずに「思っていた挙式とは違う」ということが起こりうるのです。現地の言葉を理解できない人にとっては、大きなハードルの一つと言えそうです。

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大塚 ちえ

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種 新卒から証券会社一筋で働く、現役アラサー金融ウーマン。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経...

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