結婚による利益減少がもたらす少婚化問題! 結婚はコスパが悪い?

結婚・出産

本当に結婚は損をもたらすものなのか?損をしているのは誰?

筆者は多くのご家庭の家計管理を見ている経験から、結婚は十分、経済的にも利益をもたらすライフイベントであることを実感しています。
夫婦二人が働く力・稼ぐ力が将来の余裕資金を作るために強力だということです。

ただ、団塊の世代の方と同じ感覚で、年齢とともに収入は上がっていくもの、女性は専業主婦に専念といったスタイルでは家計に余裕は持たせられなくなっています。

結婚をすることで経済的に損をする、利益を大きく減らすのは、女性のイメージが強いかと思います。実際に女性が子育てのために仕事を辞めることになると、その期間やキャリアにもよりますが、1億円や2億円といった、働き続けていれば得られるはずであったであろう収入を失うことになることもあるといわれています。
しかし、そのような人生の経済的な利益の減少になるかもしれないからと、結婚という生活スタイルを諦めるという考え方は違うかと思います。

独身で十分な収入を得ていても、収入が多いゆえにお金を使い過ぎてお金が貯められないという方もたくさんいます。これは共働きでも同じです。

ファイナンシャルプランナーとして言えることは経済的な損になるかどうかは、独身、結婚に関係なく、お金の使い方の問題です。決して、結婚が利益を減少させる問題とはないと考えています。

まとめ

最近は「婚活」という言葉も定着していて、結婚を希望し素敵なパートナーとの将来生活を考えたいという方も増えています。
二人の力による結婚によって得られる経済的メリットも十分、利益をもたらすものと思いますので、今回のお話しが「独身」か「結婚」かの将来を考える際のヒントになることができましたら幸いです。

小林 裕子

ひろファイナンシャルプランニング代表 CFP ・1級FP技能士 2008年FP相談業務開始。 2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切...

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