貯蓄1000万円以上の人が常識にしている貯蓄術

貯金・家計

月収入から貯蓄に充てる割合は、1~3割が約半数

10年以上も貯蓄をするには、無理は禁物。たとえ1カ月あたりの貯蓄額が少なくとも、続けることが成功の秘訣です。
実際に1000万円以上の貯蓄をした人も、月収入から貯蓄にまわすお金は1割以上3割未満がもっとも多くなっています。

月収入から貯蓄に充てる割合を見てみましょう。

1割未満・・・6%
1割以上~3割未満・・・47%
3割以上~5割未満・・・30%
5割以上~7割未満・・・12%
7割以上・・・5%

貯蓄額は、月収入の20~25%を目標にすると続きやすいと言われています。
収入が増えてきたら、生活費は以前のままにして、貯蓄額の目標を3割以上にしてもいいでしょう。

貯蓄成功のカギは、「貯金用口座」と「先取り貯金」

さて、1000万円以上貯蓄をした人は、何が貯蓄成功の理由だったと思っているのでしょうか。
上位5項目は次のとおりです。(複数回答)

貯金用口座をわけているため・・・・・・・・243件
給料から先取貯金をしているため・・・・・207件
家計簿(アプリ)をつけているため・・・・・・・150件
1日に使うお金を制限しているため・・・・141件
転職・仕事(給与)を増やしているため・・108件

約半数が、貯蓄用の口座をわけています。そして、給料から先取り貯蓄をしていました。
つまり、収入からまずは貯蓄分を差し引いて専用口座に移し、残ったお金で生活費をやりくりする、という王道の貯蓄法です。

やりくりには家計簿をつけ、1日に使うお金を制限してしっかり支出をコントロールします。そして、収入を増やす工夫もしているということです。

まとめ

1000万円以上の貯蓄をしているからには何か特別な秘訣があるのかと思いきや、実は定番中の定番の貯蓄方法を実践していた、ということがわかりました。
しかし、どんなことでも長く続けるというのは大変なことです。
継続は力なり。小さなことでも、しっかり続ける人が貯蓄も大きくできるのではないでしょうか。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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