【生命保険の失敗談】生活できない病気なのに保険が下りないなんて…
さらなる悲劇!頼みの綱だった保険金が一銭も下りないなんて
当時、社会人1年目だったこともあり、貯金はほぼない状況。しかし突如として仕事ができなくなるほどの大病を患ったのです。「今こそ、生命保険の出番!保険金が支給されれば、治療費に充てたり、実家での療養中ずっとお世話になった両親に少しでもお金を返したりできる。」と期待していました。
精神的にも落ち着いてきたころ、顔面神経麻痺を患っていることを保険会社に勤める叔母に連絡しました。すると、予想だにしない答えが返ってきたのです。「本当に大変な中、申し訳ないのだけど…今回の病気は保障の対象外。残念ながら、保険金は下りないの。」
理由は、顔面神経麻痺という病気が三大疾病に該当せず、先進医療や放射線治も受けていないこと、何より入院日数0日だったから、とのこと。実は、発症当初の治療からリハビリまですべて通院による治療だったため、保険の恩恵にあずかることができなかったのです。頼みの綱だった保険金が一銭も下りないことがわかり、筆者は大きなショックを受けました。
保険の内容を把握していれば、保険金を受け取れた可能性も…
仕事ができないほどの大きな病気を患うと、保険金は下りるものだと思っていた筆者。母が胆のうの手術をしたときも、父が尿管結石の手術を受けたときも保険金は下りていました。しかしそれは、入院を伴う治療だったから。
のちに知ったことですが、中には顔面神経麻痺の治療で入院をする人もいるようです。筆者は発症当初、ひとり暮らしを始めたばかりの社会人1年目。突然、顔半分が動かなくなったことに気が動転していただけでなく、入院の準備を頼めるような人間は身近に誰ひとりおらず…泣く泣くタクシーで帰宅。入院したくてもできない状況にありました。
あのとき入院しないと保険金が下りないことを知っていたら、すぐにでも親に連絡して来てもらい、入院の準備を整えられたかもしれない。入院していれば、よりスムーズな治療を受けられたうえに、保険金まで受け取れたのかと思うと未だに悔やまれます。
保険内容はしっかり把握しておこう!
この一件を通して、加入している保険の内容はしっかり把握しておくべきだと学びました。いくら優れた保険商品であっても、すべての病気に対応しているわけではありません。筆者のような失敗を防ぐためには、保険だけに頼ることなく、日頃から当面の生活資金を確保したり、信頼できる人間関係を構築したりすることも大切だと考えます。