仕事選びは好きな分野?それとも条件?化粧品→営業事務への転職体験談

仕事選びは好きな分野?それとも条件?化粧品→営業事務への転職体験談
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仕事選びは好きな分野と条件、どちらを優先しますか?私は、大好きな化粧品会社のエステティシャン&営業を経験したのち、条件で選んだ大手エクステリア商社の営業事務へ転職しました。

今回は、私の職務・転職体験をもとに、仕事内容や給料、それぞれの仕事のメリット・デメリットを紹介します。内容は筆者個人の見解となることをご了承ください。

▼プロフィール
・海 35歳 女性
・農学系学科大卒
・前職:新卒で化粧品会社のエステティシャン・新規営業を担当 勤続3年
・転職先:大手エクステリア商社の営業事務 勤続2年

化粧品会社のエステティシャン兼営業ってどんな仕事?

肌が弱く、ニキビや肌荒れに悩まされる青春時代を送った私は、「化粧品を開発する人になりたい!」と、農学系の学部に進みました。しかし、いざ研究職で就職しようとすると学部卒では相手にされないことが多く(募集はほとんど大学院卒ばかり)、大学院に進んだとしても研究職に就ける保証はないため、エステを通して化粧品を販売する会社に就職しました

入社に学部や学科の指定はなく、化粧品や美容の基礎知識などは入社後の研修で学べるため、学生時代の勉強内容は関係ありませんでした。エステティシャンも経験しなければならない会社でしたが、特別な資格は必要ありませんでした。

まず、私が経験した化粧品会社・エステ業界について詳しく紹介します。

雇用形態

自社製品の化粧品を販売していたため、研究所・店舗エステティシャン・営業など多くの分野に分かれていましたが、大部分が正社員でした。女性が多い職場なので、産休・育休制度も充実しており、復帰後は正社員やパートなど雇用形態が自由に選べます。転居をともなう転勤は、希望しない限りありませんでした。

仕事内容

エステティシャンの仕事は、お客様の接客・施術(エステ)・販売がメインです。私の会社では、店舗の掃除や売上計上などもエステティシャンが行っていました。化粧品の営業は、アポ無しで企業に出向き、化粧品の宣伝・販売とエステへの勧誘を行います。訪問販売の企業版というイメージでした。

給料・勤務時間

私の勤めていた会社の月収は、当時新入社員で20万円ほど。1年毎に1,000円~3,000円ほど基本給がアップする制度でした。ボーナスは業績によって大きく左右し、年間5ヶ月分のときもあれば、1ヶ月ほどのときもありました。

勤務時間は9:00~22:00の間で8時間勤務のシフト制です。月に8日間の休暇があり、週に2日ほど休みがとれました。休みの日程は、希望日を3日だけ決めることができ、あとは他のスタッフとの兼ね合いで決まります。土日祝はお客様が多いので、特別な希望がない限り、平日休みになることが多かったです。

中途採用の傾向

新卒採用と同様に、中途採用の採用も積極的に行っています。美容業界経験者は重宝されますが、未経験者でも研修制度があるので問題ありません。横のつながりが強いので、年齢の離れた人と同期になることもありますが、ウェルカムな雰囲気で和気あいあいとしていました。

エステ業界・化粧品業界のメリット

1.最新の美容に関する知識が得られる
化粧品や美容が好きな人にとっては、最新の美容法や化粧品に関する知識が得られるところは大きなメリットになるでしょう。リンパマッサージなどのエステ技術を手に入れれば、独立を視野に入れることもできます。

2.お客様に喜んでもらえると充実感がある
エステティシャンでも営業でも、お客様との距離感が近いので、間近で喜んでいる姿を見ることができ、充実感や達成感を得ることができます。

エステ業界・化粧品業界のデメリット

1.ノルマが重くのしかかる
どの業界であってもノルマは存在すると思いますが、エステ業界にももちろんあります。対応したお客様の購入金額がそのまま売上になるので、他の業界より頑張りが反映されやすい分、重荷に感じる人もいるでしょう。

2.自社化粧品の購入
化粧品を販売するためには、配合成分や使用感をわかりやすく伝えることが重要なので、必然的に自社化粧品を購入して自分で使用することになります。社割制度はありましたが、販売している化粧品が高価な場合、化粧品の費用がかさむと不満を持つ人もいるでしょう。

3年働いて転職を決意!約半年間の転職活動

3年働いて今後の人生を考えたとき、転職を決意しました。

転職の理由

エステティシャンや営業は基本立ちっぱなしで、重いものを持つ機会も多く、とても体力のいる仕事です。22時にシフトが終わり、次の日に9時出勤ということもあり、時間的にもハードでした。

私は、体調を崩したことをきっかけに転職を決意。また、月の休暇が8日のシフト制で、土日休みの友人や恋人と休みが合わず、会う時間がとれなかったことも転職を決意する要因になりました。

転職活動の実態

私は、仕事を続けながら転職活動を行いました。企業の面接は平日が多いのですが、もともと平日休みが多い仕事だったので転職活動は進めやすかったです。リクナビネクストやマイナビ転職などの転職サイトで事務職を中心に約半年間探し続けました

事務職を選んだ理由は、転勤族のパートナーとの結婚を視野に入れ、汎用性が高い事務経験を積んでおきたかったからです。

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2人の姉弟を育てながらライターをしている海です。 前職は化粧品の営業や営業事務。 わかりやすく、ためになる記事作成を心がけております。

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