テーマパークの株価について徹底解説! 買い時の銘柄は?

株式投資

大好きなテーマパークは何度行っても楽しいですね。そんなテーマパークを運営している会社の株価は、どのくらいなのでしょうか。
株を買って株主になったら、株主優待でおトクに行けるようになるかもしれません。
そこで今回は、テーマパークの株価と、株の買い時について解説します。

テーマパークの株価を比較してみよう

テーマパークを運営している会社が上場していれば、株を買って株主になれます。
どのような会社が上場しているか、見てみましょう。(株価は、2019年10月18日現在)

東京ディズニーリゾート/オリエンタルランド(4661)

テーマパークと言えば、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーですよね。
それらを運営しているオリエンタルランドは、1996年に東証1部に上場しました。

株価:1万6,485円
単元株:100株
配当利回り(会社予想):0.27%
株主優待:3月、9月 東京ディズニーランドまたはディズニーシーの1デーパスポート

100株以上 1枚<3月末のみ>
400株以上 1枚(年間2枚)
800株以上 2枚(年間4枚)

オリエンタルランドの株価は1万6,485円、単元株が100株なので、買うなら164万8,500円以上の資金が必要になります。

サンリオピューロランド・ハーモニーランド/サンリオ(8136)

ハローキティやマイメロディ、キキララなどのサンリオキャラクターは、世代を超えて愛されています。また、海外でもファンが多く、海外ライセンスでも利益を上げています。

株価:2,124円
単元株:100株
配当利回り(会社予想):1.65%
株主優待:3月、9月 サンリオピューロランド・ハーモニーランドの共通優待券+買物優待券

100株以上 3枚(年間6枚)+買物券(1000円相当)1枚(年間2枚)
500株以上 6枚(年間12枚)+買物券(1000円相当)1枚(年間2枚)
1000株以上 8枚(年間16枚)+買物券(1000円相当)2枚(年間4枚)

サンリオの株なら、資金が21万2,400円以上で買えますね。

スパリゾートハワイアンズ/常磐興産(9675)

温泉にプールにショー、エステなど、年齢を問わず楽しめるスパリゾートハワイアンズは、福島県にあります。ファミリーだけではなく、女性同士の旅行にも人気のようです。

株価:1,679円
単元株:100株
配当利回り(会社予想):1.19%
株主優待:3月、9月 スパリゾートハワイアンズ無料入場券+宿泊割引券

100株以上 無料入場券3枚+宿泊割引券1枚
500株以上 無料入場券4枚+宿泊割引券2枚
1000株以上 無料入場券6枚+宿泊割引券4枚

スパリゾートハワイアンズの株なら、16万7,900円以上で買えます。

株を買うなら、買い時を見極めて

株は、常に値動きをしているものです。そのため、同じ株ならできるだけ安く買いたいですね。
しかし、最安値を予想するのは至難の業。運用のプロでもなかなかうまくいく時ばかりではありあません。

そこで、買い時を決める目安としてチェックをしたいのが、株式チャートと、PER、PBRという指標です。それから、直近3年間程度の売上高や営業利益も見ておきたいですね。

株式チャートは値動きをグラフにしたもので、今までの値動きが視覚的にとらえられるようになっています。
過去の流れを見ていくと、株価は一定の範囲に収まっていることがよく見られますので、その範囲内での安値を待つのも一つの方法です。

PERとは、割安度を利益から見た指標

PER(ピーイーアール)は、株価が1株あたりの利益の何倍かを表します。
計算式にすると、

PER=株価÷1株当たりの利益

1株当たりの利益が高ければ、PERは小さくなり、株価は割安になります。

テーマパークごとのPER(会社予想)を比較してみましょう。
オリエンタルランド(4661):83.00倍
サンリオ(8136):43.96倍
常磐興産(9675):36.87倍

一般的にPERの標準は15~20倍、15倍以下なら割安と言えますが、銘柄ごとのPERの推移を見て、割安になったタイミングで買うとよいでしょう。
また、本当に割安なのかどうかの判断は、直近3年間程度の売上高や営業利益も見てからにしましょう。右肩上がりを続けていて、なおかつPERが大きすぎないようなら、買っておいても損はないかもしれません。

PBRとは、割安度を資産から見た指標

PBR(ピービーアール)は、株価が1株当たりの純資産の何倍かを表します。
計算式にすると、

PBR=株価÷1株当たりの純資産

純資産は企業の資産価値ともいえるので、株価が1株当たりの純資産と同じ場合、PBRは1倍になります。
PBRが1倍を下回っていたら、底値のひとつの目安です。

テーマパークごとのPBR(実績)を比較してみましょう。
オリエンタルランド(4661):6.64倍
サンリオ(8136):3.56倍
常磐興産(9675):1.06倍

景気が低迷しているときは、どの会社も利益を上げにくくPERが参考になりにくいため、PBRを重視したほうがよいとされています。

株主優待を狙うなら、権利確定日に要注意

株主優待を受けるには株主である時期がポイント。
優待を受け取る権利があるかを判定する基準日に株主になっていなければなりません。この基準日のことを権利確定日と言います。
権利確定日は企業によって定められています。

テーマパークごとに権利確定日を見てみましょう。
オリエンタルランド(4661):3月末日、9月末日
サンリオ(8136):3月末日、9月末日
常磐興産(9675):3月末日、9月末日

尚、権利確定日の3営業日前にまでに購入しないと間に合いませんので注意しましょう。
人気の銘柄は、権利確定日の3営業日前までに株価が上がっていく傾向にあります。値上がりする前が買い時でしょう。

まとめ

株価は、多くの投資家が「買いたい」と思えば高くなります。
投資家が買いたい銘柄とは、これから収益が上がりそうな企業の銘柄とも言えます。収益が上がるためには、顧客が満足するサービスを提供していることが大切。
テーマパークなら、訪れた人が楽しい時を過ごせるかどうかが、巡り巡って株価に反映されていくでしょう。

多くの人が楽しめるテーマパークなら、今後の値上がりも期待できそうですね。
株主優待も充実しているので、株式投資の最初の一歩として、検討してみてはいかがでしょうか。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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