決算書の見方をわかりやすく解説! 初心者が株購入で見ておくべきポイント

マネーケア
株式投資をしてみたいけど、投資先をどのように選べばよいのかわからないと思う人は少なくありません。
株主優待や配当金で選ぶ方法もありますが、それらはあくまでも過去のデータ。これから株式投資をしようと思ったら、将来のリターンがどのくらい見込めるのかがポイントになります。
企業の将来予測には、決算書を見ることが近道です。今回は、初心者が株式投資をする際に、見ておくべきポイントをお伝えします。
決算書とはどんなもの?
企業はさまざまな経済活動をして利益を出し、成長していくことを目指しています。
たとえばスーパーマーケットであれば、野菜やお肉、日用品などを仕入れて、店に並べて販売します。仕入れは支出、販売は収入になります。
収入=利益とはいかず、収入から仕入れなどのコストを差し引いたものが利益になります。
このような一連の財務状況を1年に1回まとめたものが、決算書です。
決算書は、企業の経営状態を推し量ることができ、また今後の経営戦略も見えてきます。
そのため、その企業の経営陣だけではなく、銀行などの金融機関や投資家もチェックします。
経営陣は、自社が目標どおりに成長しているかどうかの評価に。
銀行などの金融機関は、融資をするかどうかの判断に、投資家はリターンを見込める投資先を選ぶために必要になります。
上場企業は決算書を公表しているので、ホームページで見ることも可能です。
決算書は財務諸表ともよばれ、特に重要な3つを財務3表と言います。
財務3表は、以下のとおりです。
・貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
・損益計算書(そんえきけいさんしょ)
・キャッシュフロー計算書
では、それぞれ順番に見ていきましょう。