実はグッドタイミング 転職・退職前に始めておくと良い投資とは
一生働くつもりで就職した会社でも、実際に働いてみると理想と現実のギャップに転職を考えたことのある人は多いことでしょう。リクナビNEXTのデータを見ると、30代では半数以上の人が転職の経験があると答えています。
転職するときは、給与や労働時間などの待遇面を考える人は多いと思いますが、実は資産形成を考えるにもグッドタイミングなのです。
転職・退職前には不動産投資も検討
今の会社では思い通りのキャリアが築けない、新しいことにチャレンジしたい、セクハラやパワハラなどに悩む環境を変えたいなど、転職を考える人の理由は様々だと思います。転職して待遇がよくなったり、やりがいのある仕事につけたり、転職で得られることもたくさんあることでしょう。
しかし必ずしも収入が増えたり、すべての労働環境がよくなったりするわけではありません。職場の人間関係はよくなったけれど、収入は減ってしまう、ということも考えられます。
待遇については自分ではどうすることもできませんが、収入は自分で増やすこともできます。
例えば副収入として不動産投資を始めてみると、経済的に少しゆとりができるでしょう。経済的に少しゆとりができると精神的にもゆとりができて、本業の方でのストレスが軽減されるかもしれません。
転職するのであれば、本業に影響が少ない不動産投資を検討してみるのもいいでしょう。
不動産の融資条件
不動産投資は他の金融商品とは違い、自己資金で足りない分は銀行から融資を受けることができます。融資を利用することで少ない自己資金でも始めることができます。
不動産融資の条件で重要なのが、借り入れする人の属性。不動産融資でいう属性とは、勤めている会社の規模、勤務年数、年収などその人の信頼情報のことです。最近では勤務年数が短くても融資を受けられる金融機関もあるようですが、有利な条件で借りようと思うと、やはり勤務年数は長い方がいいですし、年収も高い方が借りやすくなります。
少なくとも1年以上の勤務年数と、年収400万円以上は欲しいところです。
またそのほかの条件としては、団体信用生命保険に加入するために健康状態がいいこと、消費者ローンなどの借入金の返済が滞っていない、信用情報に問題がないこと、購入する物件に収益性が見込めることなどがあります。
転職・退職前ならステータスを活かせる
不動産融資はそのときの借りる人の属性で融資可能かどうかを判断するので、融資が実行された後に転職したり、退職したりしたとしても融資が取り消されることはありません。また金利が変更になることもありません。
例えば東証1部上場企業など、誰でも名前を聞けばわかるような企業に勤めているのであれば、審査が通りやすく、金利などの優遇も受けやすくなる可能性もあります。
投資用の不動産融資を受けようと思うのであれば、有利な条件で借り入れのできる退職前がいいでしょう。
この順番が逆転してしまうと、融資が受けにくくなってしまう可能性がありますので、転職のタイミングは慎重に考える必要があります。ですから転職を考えているのであれば、個人の信頼が高い退職前がグッドタイミングなのです。
まとめ
不動産投資は誰でも簡単に始められるわけではありません。
金融機関からきちんと信頼できる人という判断されなければ借り入れすることができないので、「転職して安定してから」と思っていると、やりたくてもできないということがあり得ます。そうならないためには、転職するまでに築き上げた個人の信用が使えるうちに、不動産投資を検討してみるといいでしょう。