日本のカジノは違法or合法?海外との違いや国内の現状を知ろう
マネーケア
カジノのメリット・デメリットとは?
日本でもIRの導入が推進されるように、カジノを含めた事業は観光都市として世界的に生き残るための政策とされています。
実際に、2005年にIRを公共政策に位置づけたシンガポールでは、2009年~2014年の5年間で外国人旅行消費額が86%増加。宿泊施設の稼働率も13%増加し、富裕層向けの客室単価は46%増えたといいます。
このようにIR事業は、外国人観光客の誘致に加え、経済的な面でも恩恵を受けられる可能性が高まります。こうした点は、カジノのメリットともいえるでしょう。
一方、デメリットでは、ギャンブル依存症や文化的歴史的財産の損失などが挙げられます。オンラインカジノにハマってしまう方がいるように、カジノに依存的にならないか。またIR区域外で広告が貼られてしまい、文化や歴史ある財産が守れなくなるのではという点が懸念されているようです。
実際に日本のIR法案では、日本人の入場回数を制限したり、安易な入場がしにくいよう入場料を設定したりとさまざまな対策が検討されています。経済的な恩恵を受けつつも、こうした弊害をいかに防止していくかが、課題とされているようです。
日本での賭博行為はNG!安易な利用は危険なことも
誤送金問題のニュースから、注目を集めたオンラインカジノ。海外拠点で運営されているインターネット上のカジノですが、国内からのアクセスには日本の法律が適用されます。日本での、賭博行為は原則禁止。そのため、ゲーム感覚でアクセスするのは危険といえるでしょう。
一方で、国内にカジノを含んだ複合型施設をつくるIR事業が推進されています。将来的には日本にもカジノも誕生しそうですが、仕組みを理解した上で利用することが重要だといえそうです。