片づけにお金をかける価値はある?その費用は投資?それとも浪費?

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片づけにかけるお金が浪費になっている?

片づけにお金をかける価値があるのは、かけたお金が投資や消費と呼べる場合です。一方で、片づけにかけたお金が浪費になってしまうこともあるので注意しましょう。

片づけにかけたお金が浪費になっている場合とは、片づけが上手くいっていない状態です。ここからは、浪費になっているケースをいくつか紹介します。

知識ばかりで行動に移せないケース

筆者も経験がありますが、片づけの知識やアイデアを得るために関連書籍を買ったものの、読んだだけで行動に移せていないケース。書籍というモノが余計に増えただけで散らかった状態からは脱していないので、書籍の費用は残念ながら浪費になるでしょう。

片付けた状態を維持できないケース

続いては、片づけのプロのサポートを受けて一時的に片づいたけれど、その状態を維持することができずリバウンドしてしまったケース。片づいた状態を維持するのは思っている以上に難しいことです。維持できなくて再び散らかってしまったとしたら、サポートにかかった費用は浪費になってしまいます。

プロに収納提案をしてもらう際は、その方法を自分が続けられるどうかよく考えることも大切です。サポートに支払う費用が浪費にならないよう、自分に合った提案をしてもらえる人に依頼をしましょう。ブログやホームページからの情報収集のほか、依頼前に講座を受講してみるのも検討方法のひとつです。

収納用品の購入で満足してしまうケース

収納用品のムダ買いも浪費と呼べるケースです。入れるモノが決まっていないのにとりあえずいくつか買ってみて、サイズや数が合わなかった場合はムダになってしまいます。また収納用品を大量に買って、中にモノを詰め込んだだけで片づいた気になっている場合も要注意。モノを使った後に戻す習慣をもたなくては、元の状態にリバウンドしてしまいます。

新しい収納用品がどんどん欲しくなって買ってしまうのも、一種の浪費かもしれません。SNSで見かけた収納のアイデアや、素敵なインテリアに溶け込んだ収納用品を見るたびに真似して買っていないでしょうか。

片づけが目的だったはずが、いつの間にかSNSにアップすることが目的になっていると危険信号。収納やインテリアにかける金額の上限をあらかじめ決めておかないと、浪費につながり家計を圧迫することにもなりかねません。

家が片づいて快適な暮らしを得るために投資したつもりが、いつの間にか浪費になっていたということがないよう注意しましょう。

快適な暮らしのために必要な投資を

お金の使い方に対する価値観は人それぞれです。家を片づけるために支払ってもよいと考える金額と引き換えに、自分が満足できる片づいた空間が手に入るとしたら、片づけにお金をかける価値はあると言えます。

将来の快適な暮らしを手に入れるため、片づけに投資をしてみてはいかがでしょうか。

井手本 亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。整理収納アドバイザー1級。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間整理の資格「ライフオーガナイザー®」を取得。 モノ...

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