「私のマネープラン」を考える良い機会に!マネーセミナー体験談
受講後、まずやってみたこととは?
ライフプランを立ててみた
画像:筆者撮影
講演では、自分のライフプラン・マネープランを簡単に立てることができる図を使って説明を受けました。この図を活用し、定年まであと何年残されているのかなどを書き出したところ、さまざまなデータが浮き彫りになってきたのです。
たとえば、私はセカンドライフ(定年から寿命までの期間)の長さを25年と見積もりました。しかしこれは、「65歳で定年を迎え、80歳で寿命を迎えたい」という私の理想です。
厚生労働省が算出している「簡易生命表」によると、令和元年の平均寿命は男性で81.41歳、女性で87.45歳となっています。あくまで平均データとなるため一概に平均寿命まで生きるというわけではなく、それ以下も以上となる場合もあります。
しかし筆者の場合、現時点で理想と現実の差が7年あり、7年長く生きるとなると生活費もその分多く必要ということに気づきました。この差に気づけたことは、私の中で大きな一歩です。気づかないまま生活していたら、老後生活は不足だらけになっていたかもしれません…。
今までも、頭の中で漠然としたイメージはありました。しかし、可視化されたことで「あと何年でいくら貯めれば理想の老後が送れるか」を、よりリアルに感じられるようになったことは、とても良かったと思っています。
固定費の見直しをした
セミナーで、支出を減らすポイントの1つとして解説された「固定費の見直し」もやってみました。我が家では通信費と水道光熱費が家計のネックとなっている月が多く、ならばここから手を入れよう!という考えのもと、見直しをスタート。
通信費はスマホのプランを安いものへと見積もりを取り、削れるオプションプランなどがないかを精査。水道光熱費は、使いすぎを防ぐために少しずつ節水・節電を心がけました。結果はまだ出ていませんが、概算でも1,000円ほど安くなったため期待できそうです!
将来のために「これからしよう!」と思えたこと
前述した「やってみたこと」のほかにも、講演内容を参考に、将来のために今後できそうなことも考えてみました。
固定費の見直しは年1回、コンスタントに
固定費の見直しは1回きりではなくコンスタントに行うというルールを決め、今後は年1回見直しをする予定です。現行の家計にあっている見直し方法で、さらに削れる部分は無理のない程度にカットしていきたいと考えています。
またセミナーでは、コロナ禍で増加したサブスクリプション制サービスの解約なども、支出を減らすための具体的なポイントとして挙げられていました。固定費だけではなく、流動性のある支出についても定期的な見直しをしようと思っています。
つみたてNISAについて情報収集
セミナー後半では、投資や投資商品などについても聞けました。老後の費用を貯めるために有用な方法として「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用すると良いという解説を受け、実際に情報収集をスタート。
つみたてNISAとは、長期的に積立・分散投資を行うことで資産形成・運用がしやすくなる制度です。最長20年まで投資での利益が非課税(40万円/年)となるため、少ない負担で将来に向けて備えることができます。一方iDeCoは、老後資金を形成するための任意の年金制度。自らが選んだ金融商品を活用し、掛け金を長期的に運用することで、効率的に老後資金を準備できるしくみとなっています。
2つの制度にはそれぞれメリットやデメリットがありますが、調べていくうち、主婦の私にはつみたてNISAがフィットするのでは、ということに気づきました。投資の初心者であることや、金融庁が選択した金融商品の中から選べるため安心できることなどが理由です。しかし、現在はまだまだ知識不足のため、もう少ししっかりと調べてから検討しようと考えています。
MBDを作ってみる
「MBD」とは、ムバイ(無買)デーのこと。こちらも、支出を減らすヒントの1つという解説を聞きました。方法は簡単で、週に2~3日買わない日を決めて手帳やカレンダーにメモするだけでOKです。
普段は毎日スーパーに行ってその日の夕食の買い物をするのですが、ついつい必要のないものまで買ってしまうことが多く、家計に響くときもあります。ちょうど、「なんとかせねば!」と思っていたところなので、私にぴったりだと思いました。買わない日を意識するだけでも効果がありそうだと思えたため、これからぜひ実践したいと考えています。
マネーセミナーはとても有意義な1日だった。引き続き考えていきたいマネープラン
これまでは、なんとなくのライフプランしか持てなかった筆者。だからこそ、今回のセミナーが私の心に刺さったのだと思います。奇しくも35歳の誕生日の前日にこのセミナーを受講できたことは、何らかの運命でしょう。ちょうど節目の年で良い機会となりました。今後も引き続き、ライフプラン・マネープランの設計や見直しをしていきたいと思っています。
私のように漠然とした不安の種がある方やお金のことに興味がある方は、気になるセミナーがあればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。新たな発見や気づきがあるかもしれませんよ。