ストレス「消費」を「投資」へ!失敗から学んだ3つのお金の使い方

ストレス「消費」を「投資」へ!失敗から学んだ3つのお金の使い方
マネーケア

学べば怖くない?お金の本質を知るために読んだ本

目の前のことに精いっぱいだった社会人1年目を過ぎ、お金に真剣に向き合い始めたのはその2年後、社会人3年目になった頃でした。「給料日前になると毎回お金に悩まされているのはなぜだろうか?」と思い、根本的な不安を無くすため、お金について学んでみようと考え始めます。そのとき手に取ったのが次の3冊です。

知っておきたいホントに大事なお金の話/佐伯良隆著

お金の本質から投資の基本までが一冊にまとまっていたのが、佐伯良隆氏の「知っておきたいホントに大事なお金の話」です。そもそもお金って何?という疑問を解決するために役立ちました。

お金に関する知識がなかった私が読んでもスラスラと読める、分かりやすい言葉選びだったことも印象的です。専門用語も具体例で説明されているため覚えやすく、その後に読む本の理解度を高めるサポート本にもなりました。

金持ち父さん貧乏父さん/ロバート・キヨサキ著

お金の本についてネットで検索すると、頻繁に登場していたのがロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」です。お金はもらうものではなく作り出すものだ、というイメージ転換が促された本でした。また、資産の考え方などについてもストーリー調でまとめられていることで、読みやすい印象を受けました。

いま君に伝えたいお金の話/村上世彰著

お金の本質について、子どもにも分かるように書いたという村上世彰氏の「いま君に伝えたいお金の話」。幼少期からご両親の影響を受け投資を行ってきた著者の、お金に対する考え方が分かりやすい言葉で語られています。読後は、投資に対するイメージが湧きやすくなりました。

失敗から学んだ3つのお金の使い方

お金について学んでいくと、これまでの失敗の原因は「消費的な使い方」にあることが見えてきました。そこから、どんなものにお金をかけると満足感が高まっていくのかを考え、3つの投資的な使い方をするように意識を変えてみたのです。

人や経験に投資する

まず行ったのが、人や経験にお金を使ってみること。会ってみたい人や新しい人との出会いが生まれる場所に出向くためにお金を使うようにしたところ、見知らぬ土地に会社以外の居場所ができ、プライベートでも充実した時間が過ごせるようになりました。

また、文章講座や英語レッスンに参加するなど、自分の力となる経験へ投資したところ、仕事の精度が上がり評価も高まっていく結果へとつながったのです。服や化粧品ばかりにお金を使うよりも、満足度の持続性は良かったと思います。

時間に投資する

次に見直したのが、家事の時間です。自身の負担を減らせる掃除家電にお金をかけてみたところ、掃除に使っていた時間を自炊へと回せるようになりました。そのおかげで作り置きができるようになり、食費の節約にもつながりました。

消費から投資に変える

日ごろのお金の使い方が変わって数年経ってから取り入れたのが、株や投資信託などの金融商品への投資です。自分の仕事とは別のところからも時折収益が得られる感覚は、将来に対するお金の不安を軽減してくれることに役立ちました。

お金で悩んだら本当に必要なものは何か見直しみよう

社会人になりたての頃は、浪費を繰り返したことでさまざまな失敗をしましたが、お金について学ぶ必要があることに気づけたことは大きな収穫だったと思います。お金について学んでいくと漠然とした不安も減ったと感じましたし、消費でなく投資の考え方を持つことで、自分にとって必要なものとあまり必要がないものの区分けがしやすくなったようにも感じています。

もし今浪費に悩んでいる方がいましたら、その買い物が本当に必要か見直して、投資の方向にシフトチェンジしてみても良いかもしれません。私の失敗談をこれからに役立てていただけたら嬉しく思います。

mihoco

美容技術者からライターへ転職。ワークライフバランスの良い働き方を模索中です。 資産形成にも興味あり。情報を的確にとらえて分かりやすく伝えていけたらと思ってい...

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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