コロナ禍で激変する働き方に悩む人多数!みんなどうしてる?

コロナ禍で激変する働き方に悩む人多数!みんなどうしてる?
マネーケア

リモート勤務での集中力、どう保つ?

都内のwebメディア運営会社に勤めているMさん(27歳女性)は、コロナの流行を機にフルリモート勤務となりました。最初は、毎日の満員電車から解放され、通勤に使っていた時間もゆったり過ごせる!と、リモート生活を満喫していたMさんでしたが、月日が経つにつれ、課題も見えてきたそうです。

Mさんが暮らしているワンルームマンションの部屋には机が1つしかないため、食事も仕事もプライベートな時間も、ずっと同じ机の上。これでは、オンとオフの切り替えがうまくできず、仕事に集中するのが難しいと感じていました。

そして、シンクにたまっている洗い物が気になったり、トイレのついでに洗濯物を片付けたくなったり…と、勤務中に家事をしてしまうという課題も浮上。オンライン会議などで人と会う約束がない日は、ダラダラと深夜まで仕事を持ち越してしまうこともあったそうです。

深夜まで仕事をすると、睡眠不足で日中のパフォーマンスが下がる、日中に仕事が終わらずまた深夜まで仕事をしなければならなくなる……という負のループに陥ったMさん。このままでは、仕事の質も健康も危うい!と悟り、仕事に集中できる環境を整備することを決意し、以下のことを実行したそうです。

机の位置を変更

これまで部屋の真ん中に置いていた机を、壁側に移動。仕事中は、部屋の風景が目に入らないようにしました。

断捨離

本当に必要なもの以外思い切って捨ててしまうことで、部屋が散らからないようにしたそうです。

パーテーションを設置

仕事中は、机をぐるりと囲むように折り畳み式のパーテーションを設置。ワンルームでも空間を区切ることで、仕事モードに切り替えやすくなりました。仕事が終わると、パーテーションは折りたたんで収納。これで、プライベートな時間はいつも通りの自宅に戻せます。

環境を整え、以前よりも集中して仕事を進められるようになったMさん。フルリモート勤務をきっかけに、時間も持ち物も無駄を減らし、仕事もプライベートもより充実させることができたと話してくれました。リモート勤務でやりにくさを感じたときは、Mさんのように物理的に集中できる仕組みを作ってみるのもいいかもしれませんね。

コロナ禍で揺れるメンタル、どう付き合う?

Kさん(30歳女性)は、企画職として自動車メーカーに勤めています。コロナの流行以来、週3日はリモート勤務、週2日は出社して勤務というスタイルになったそうです。以前は当たり前だった同僚とのランチや雑談が、コロナの流行以来激減。会えない間に退職している同僚がいたり、雑談がないために仕事がやりづらかったりと、強い孤独感を感じていたそうです。

メールやチャットの返事がなかなか来ないだけで「私、何か嫌われるようなことを言ったのかな?」「きっと嫌われているに違いない……」と、ネガティブな思考から抜け出せなくなったKさん。このままでは心身ともに不健康になってしまうと、対策に乗り出すことにしました。

小さな不安も放置しない

リモートで仕事をしていると、ちょっとした疑問や不安を一人で片付けてしまうこと、ありますよね。Kさんも、「こんなことで問い合わせるのは面倒だし、相手の時間をとるのは申し訳ない」という思いで、知らず知らずのうちに一人で片付けるクセがついてしまっていました。

そのことが積もり積もって大きな不安を生んでいることに気づいたKさんは、面倒でも疑問はその場で解決しようと決意。疑問点は都度確認することで会話も生まれるし、無用な勘違いも避けられるようにました。

とにかく誰かの顔を見て話す

リモートでは、チャットやメールでやりとりをすることが多かったというKさん。相手の表情を見ることができない文字だけのやりとりに、強い孤独を感じていました。

「とにかく誰かの顔を見て話したい!」と思ったKさんは、プライベートで友人や家族とZOOMを使って話す機会を増やしたそうです。たとえ会えなくても、画面越しに顔が見えるだけで人とのつながりを感じることができました。

体を動かす

これまで運動の習慣がなかったKさんですが、天気がいい日は散歩にでかけるようにして、家では動画を見ながら筋トレを開始しました。体を動かすと、心もすっきりして仕事もプライベートも気持ちが楽になったそうです。

リモートでも人と話す機会を増やしたことで、コロナ禍で孤独を感じていたのは自分だけでないことに気づいたKさん。自分なりの方法で自分をケアし始めてからは、ネガティブな思考に陥ることも少なくなったそうです。

アフターコロナの世界でも、自分らしく働こう

コロナウィルスの流行で、多くの人が働き方の変化を余儀なくされました。何の前触れもなく訪れた変化に最初は戸惑うかもしれませんが、自分らしく順応していきたいですね。

アフターコロナの働き方では、疑問や不安はそのままにせず、素直に向き合うことが成功のカギとなるのかもしれません。見てみぬふりをしてきた自分の本音には、今後を生き抜く大きなヒントがきっと隠されていますよ。

金谷 ひつじ

フルタイムワーママから、ライターに転向。買い物前にSNSで情報収集するのが趣味。 家事も育児も仕事も趣味も、まだまだ欲張りたい2児のママライターです。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

プロフィール

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