うまい話には要注意!SNSを利用した投資詐欺被害の事例をご紹介

うまい話には要注意!SNSを利用した投資詐欺被害の事例をご紹介
マネーケア

高額収入を期待したのに!増える在宅ワーク詐欺とは?

次にご紹介するのは、在宅ワーク詐欺です。在宅ワーク詐欺とは、在宅で行う仕事を募集しつつ応募者からお金をだまし取るといったタイプの詐欺。実際には、詐欺であっても最初のうちだけは給料をもらえるケースもあるため、被害者が後を絶たないのだとか。さっそく、詐欺の手口について詳しく見ていきましょう。

在宅ワーク詐欺の手口とは?

在宅ワーク詐欺の手口には、いくつかパターンがあります。一度報酬を支払った後に多額の請求をするもの、契約時や契約後に多額の請求をするもの、在庫の買い取りなどを強要するものなどです。

「仕事をするにあたって、会社が用意するマニュアルをご購入いただく必要があります」「専用のホームページ開設のために、ページの作成費用やサーバーレンタル料金がかかります」など、詐欺業者はSNSを介して、もっともらしい理由を言って応募者に多額のお金を請求します。

そもそもお金を得るために始めた仕事なのに、お金を請求されるのは怪しい…と警戒しそうなものですが、最近の在宅ワーク詐欺の手口は非常に巧妙です。実際に在宅ワーク詐欺の被害に遭った、筆者知人のYさんに話をうかがっていきます。

「SNSの広告で見つけた在宅ワークの求人は、簡単な記事を作成するというものでした。以前から在宅ワークには興味があったので、自分からコンタクトを取り契約をしたんです。契約後の最初の仕事は、自由なテーマで記事を3本書くというものでした。書いた記事を提出すると、数日後に3,000円の給与の振り込みが。

その後、発注者から【記事の質が高いので専用のホームページを開設しましょう】と持ちかけられました。開設にかかる費用はなんと30万円。褒められたのは素直にうれしかったので、クレジットカードの借入枠を利用して支払ってしまいました。しかし、その後の連絡は途絶え、お金も返ってきていません」

実際に報酬が振り込まれるので、うっかり信用してしまいがちなこの手口。あの手この手で応募者に信じ込ませようとするのは、詐欺業者の典型的な手口と言えます。

在宅ワーク詐欺にあわないために

在宅ワークの仕事は、求人サイトなどにも多数掲載されています。中にはお金をだまし取ろうとする業者も存在しますが、求人サイトなどに掲載されている情報だけで悪質な業者かどうかを判断するのは容易ではありません。

組織に属していない在宅ワーカーは、個人事業主として業務を請け負うタイプの働き方。自分の身は自分で守る、ということを常に肝に銘じておきましょう。

在宅ワークの求人を探す際は、利用者が多く実績がある大手サイトを利用するのがベター。在宅ワークに特化したサイトもあるので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。また、条件が良すぎる求人にも要注意。「簡単なデータ入力で月収30万円!」など、魅力的な文言が並ぶ広告も多いですが、そんなうまい話はありません。少しでも怪しいと感じたら、関わらないようにしましょう。

在宅ワーク詐欺の被害者にならないためには、お金は支払わないという姿勢を徹底することが大切です。

続きを読む
2 / 3

assan

グラフィックデザイナーから福祉職に転向した、異色の経歴を持つライター。 私生活では、わんぱく2歳男児の子育てに日々奮闘しています。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

プロフィール

関連記事一覧