お金が学べる日本&海外の映画6選~金融・経済を楽しく勉強しよう~
お金はときとして怖いと感じられる作品「紙の月」
2014年公開、角田光代氏の長編小説を映画化した「紙の月」。物語の舞台は、バブル崩壊後の1994年。とある銀行の契約社員として働く主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)が、年下の大学生・光太(池松壮亮)との出会いをきっかけに、横領に手を染め、金銭感覚が麻痺していくというあらすじです。
この物語で一番学べることは、“お金の怖さ”。平凡な主婦が、軽い気持ちでした1万円の横領から金銭感覚が狂い、お金と不倫に溺れていく様は、見ていて恐怖を覚える人も多いでしょう。最後まで見れば、「お金って人を狂わせるな」と、反面教師となるはずです。
サスペンス要素もあり、人間の心理描写も丁寧なので、お金の勉強以外の見どころも感じられます。
経済・投資の現実を知ることが出来る「おいしいコーヒーの真実」
2006年に放映された、イギリスとアメリカの合作ドキュメンタリー映画「おいしいコーヒーの真実」。コーヒーの原産国エチオピアが舞台です。コーヒーは、世界中で1日に約20億杯飲まれている日常的な飲み物にもかかわらず、なぜ多くのコーヒー農家は困窮し、破産の危機にあるのか…という矛盾を描いた作品です。
コーヒーがどのように作られて、消費者まで届くのかというところに深いドラマがあります。コーヒーに関する不公平な取引の有り様など、普段触れることのない経済の縮図を見ることができ、投資への考え方が変わるかもしれません。
日本でも馴染みの深いコーヒーが題材なので、話がすんなりと入ってきやすいところも魅力のひとつ。明日飲むコーヒー1杯の見え方を変えてくれる作品です。
映画でまったりお勉強
経済や金融を学びたい人にとって、お金にまつわる映画は勉強の良いきっかけになるでしょう。映画なのでフィクションの部分もありますが、M&Aや金融、経済などの知識をつけるという点においては、強い見方になってくれるはずです。ぜひ、お金が題材の映画で、学びへの一歩を踏み出してみてくださいね。