初心者におすすめの投資とは？投資を始めるメリットと注意点も紹介！

2020.07.17

マネーケア

初心者におすすめの投資の種類

ここからは、初心者におすすめの投資の種類をご紹介します。始めて投資にチャレンジする人は、「何から始めるべきか」さえわからないものです。初心者でも始められるタイプの投資として、まずは以下に紹介する4種類を検討してみてください。

投資信託

投資信託(ファンド)とは、投資する人達から資金を集めて大きな一つの資金とし、運用のプロが実際に投資を行い、その投資によって得た収益を投資者達に還元するという仕組みの金融商品です。運用のプロが実際に何に投資するか(株式や債券など)を選定し、実際に投資を行ってくれます。

投資信託は、ある程度「プロにお任せするスタイル」なので気軽に始めることができます。投資信託では、実際に資産運用を行うのは投資家本人ではなく、投資のプロである「ファンドマネージャー」です。

自分自身にも最低限の知識があることが望ましいですが、あまり詳しくなくても、投資信託では情報収集と運用をファンドマネージャーに任せることができるのです。

さらに嬉しいのは、投資信託はかなり少額から投資を始めることができることです。毎月1,000円から始められるという投資信託も多く、少額であれば投資を継続しやすいでしょう。「ある程度プロに任せることでリスクを抑えたい」という人にはおすすめです。

株式

株式投資は、企業の発行する株を売買することで利益を得る投資方法です。投資の中でも、最もメジャーと言えるでしょう。投資初心者におすすめの株式投資は、基本的に少額投資ができるものです。

基本的に株は100株を1単位として売買されるため、株価が1,000円の場合は10万円の資金が必要になります。株価が5,000円の株なら50万円が必要になるので、ある程度の自己資金を用意できる人に限られます。

しかし、少額から株を購入できるサービスを利用すれば、1株単位で株を購入することもできます。株価が5,000円だったとしても、購入資金は5,000円で済むので始めやすいでしょう。

また、金額を指定して株を購入する方法もあります。たとえば「3,000円分購入する」と指定すれば、株価が5,000円の株を0.6株買ったことになるのです。

このように株式投資も少額から始めれば、かなり気軽にスタートできます。大きな利益は望めませんが大きな痛手もないため、株式や経済の知識をつけながら投資を始めたい初心者にはおすすめです。

債券

債券とは、国・公共団体・企業などの「発行体」が投資家に対して発行する有価証券です。
簡単に言うと、債券は自分が発行体にお金を貸して、一定期間が過ぎたら利子つきで返済されるものです。債券投資は、この利子を得ることを目的に行う資産運用方法です。

債券のメリットは、他の投資方法に比べてリスクが少ないことが挙げられます。
債券の価格が変動した場合でも償還日には利子つきの金額が支払われます。その分リターンは小さくなりますが、リスクなく投資を始めたい初心者にはおすすめです。

ただし、発行体が債務不履行に陥った場合など、約束通りの金額が支払われない可能性もあります。そのため、発行体の信用度については注意する必要があります。現在では発行体の格付けなどを発表している企業もあるため信用度の目安は判断しやすいでしょう。

不動産投資

不動産投資も初心者におすすめの投資の一つです。ローンを組んでマンションなどを購入し、そのマンションを貸し出すことで、賃料収入を得ます。不動産投資は高水準の利率が期待でき、毎月コンスタントに利益を得られるというメリットがあります。

不動産投資と言うと、ローンを組むにしても最初にある程度まとまったお金（頭金）が必要になるイメージがあるかもしれません。しかし本人の収入状況によっては、ワンルームマンションなら10万円ほどの頭金で購入できることもあるため、安定収入のある人にとって不動産投資は意外と挑戦しやすいのです。

一方、不動産という大きな資産を持つことには、気軽に売買ができないというデメリットがあります。しかし不動産投資信託という投資方法もあるため、「マンションのオーナーになりたいけれど、自分でうまく運用できるか不安……」という人はプロにある程度任せられる不動産投資信託にチャレンジしてみるといいでしょう。