金融リテラシーをあげるには すぐできる4つの方法

マネーケア

1.収入の範囲内に支出を抑える

マップの第1分野は「家計管理」です。
家計管理を身に付ける第1歩は、必要なものと欲しいものを区別し、優先順位をつけて計画的にお金を使うこと。
収入と支出のバランスが取れた、適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)を習慣化することを目指しましょう。

2.ライフプランを紙に書くこと

マップの第2分野は「生活設計」
これからの人生で何をしたいか、そのためにいくら費用がかかるのか、いつからどのような方法で貯めていくのかを考えて紙に書いていきます。計画的に実行できるよう、家族が考えるライフプランも共有し、その実現に向けてお互いに協力できる体制を整える工夫も大切です。

3.経済や社会の情報を得ること

マップの第3分野は「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」
つまり、経済や社会の情報を理解して、どんな金融商品を選んだらいいか判断できるようになりましょう、ということです。
そのために、手始めにできることとしては、新聞やネットなどを活用して経済や社会の情報を得ることが大切です。

情報があれば、適切な金融商品を選ぶことができます。
例えば、生活費や、緊急時に備える資金は、すぐに引き出せる普通預金を利用します。
それとは別に、3年後住宅ローンの頭金に使いたい資金があれば、固定3年の個人向け国債などが適しています。
このように、お金を使う時期や目的によって実際にどの金融商品を選ぶのが良いか考えるチカラが身に付きます。

4.わからないことは信用できるその道のプロに聞くこと

マップの第4分野は「外部の知見の適切な活用」
よく分からないままに投資商品や保険を購入したり、投資詐欺などのトラブルにあったりしないために、自分にとって必要で信じられる情報を選択できることも金融リテラシーの大切な要素です。
自分だけで判断することが難しいときは、専門家である第三者のアドバイスを活用しましょう。その時でも、情報やアドバイスを踏まえつつ、最終的な判断は自分で行ってください。

金融リテラシーは自分を守る

金融リテラシーが上がることで、より良い金融商品や金融サービスが普及していくことが期待されています。自分を守る手段としても、金融リテラシーを身に付けたいですね。

辻本 由香

CFP、おふたりさまの暮らしとお金プランナー 企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。暮らしにまつわるお金について知識を得るこ...

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