気になる「住民税非課税世帯」とは?わかりやすく解説
25%もおトクなプレミアム付き商品券
2019年10月、8%から10%への消費税が引上げられますが、家計への負担を緩和や、お財布の紐が堅くなることで消費が落ち込まないよう、さまざまな施策がとられています。
「プレミアム付商品券」の発行もそのひとつ。これは、地域の経済を下支えすることも目的としており、購入価格より使える金額が25%もおトクになります。とはいえ、誰もが購入できるわけではありません。「プレミアム付商品券」はどんな人が買えるのか、どこで使えるのか確認しましょう。
プレミアム付商品券を購入できるのは?
・非課税者分
2019年度の住民税(均等割)が非課税の人は、ひとりにつき最大2万5000円分の商品券を2万円で購入できます。
ただし、生活保護による扶助を受けている人や、住民税が課税されている人に扶養されている人は、住民税が非課税の場合でも対象外となっています。
・子育て世代分
2016年4月2日~2019年9月30日までに生まれた子どもがいる世帯の世帯主が、子どもひとりにつき最大2万5000円分の商品券を2万円で購入できます。
・非課税者分+子育て世代分
住民税非課税世帯で子育て世代分の期間内に生まれた子どもがいる場合は、両方の立場で商品券を購入することができます。
たとえば、夫婦2人・子供2人の場合、
非課税者分として4人分+子育て世帯分として2人分=合計6人分
15万円分(2万5000円分×6人)の商品券を12万円(2万円×6人)で購入することができ、合計3万円もおトクになります。
プレミアム付商品券の使い方
プレミアム付商品券は住民票のある市区町村に申請をして購入できます。
2019年10月頃~2020年2月頃までの間で市区町村の定める期間に購入可能です。使用できるのは2019年10月1日~2020年3月31日までの間で区町村の定める期間。発行元の市区町村内の使用可能な店舗で使うことができます。
まとめ
住民税が非課税となる世帯のために、収入が低いことによる負担が大きくならないよう、さまざまな優遇措置がとられています。しかし、優遇措置を受けるためには申請が必要なものもあるため、住んでいる自治体などに確認をしながら期限内の申請を忘れないようにしましょう。
また、消費税率の引上げにともなって発行されるプレミアム付商品券は、25%もおトクになります。こういったタイミングで家計に取り入れて、上手に利用したいものですね。