やってしまった!失業保険にまつわる失敗談から学ぶ注意ポイント
年金・社会保険
失業保険の請求に必要な離職票を処分してしまった
ハローワークにて失業保険の手続きを行う上で必要となるのが、「離職票」。これは、会社が発行する離職証明書に基づき、ハローワークが作成を行う書類です。退職する日の10日前後に、会社から受け取る書類なのですが、この書類をなくしてしまったり、間違って処分したりしてしまう人が後を絶ちません。
離職票は失業保険給付の手続きに必要な書類
退職後すぐに別の企業への就職が決まっている場合など、退職する前から失業保険を受け取らないことが確定しているケースでない限り、離職票は必ず必要となる書類です。失業保険に関して調べないまま退職を決めてしまうと、このようなケースが起こりかねません。
筆者の親戚にも、離職票を誤って処分してしまったことで、面倒な手続きをひとつ増やしてしまった人がいます。
【体験談】ハローワークに行って初めて離職票の重要さに気づく
「新卒で入社した会社を1年半ほどで退職し、新しい勤め先を見つけようとしていたときのこと。失業保険の“し”の字もわかっておらず、会社を辞めたらお金をもらえるんだくらいにしか考えていませんでした。
退職時に受け取った会社からの書類も、もう必要がないだろうと判断したものに関しては全て処分。ところが、ハローワークで失業保険の申請をしに行ったときに、離職業も処分してしまっていることに気づいたのです。
すぐにハローワークで再発行の手続きを行いましたが、失業保険が受け取れないのではないかと当時はすごく焦りました」
(20代/女性)
離職票に書かれている内容によっては、給付額に違いが出るケースもあるほど。ハローワークや勤めていた会社に再発行の依頼ができるとは言え、不要な手間を増やさないためにもきちんと保管しておきましょう。
参考:「離職票の再発行」とは?紛失時の対応方法や手続きの方法を解説 | TRANS.Biz