【2020年】気になる初任給の金額。新卒はいくらもらえる?
2020年初任給は大学卒21万円、高校卒17万8,000円予定
東京労働局「2020年3月新規学校卒業者の求人初任給調査結果」によると、大学卒の初任給は21万円(前年比1.0%アップ)、高校卒は17万8,000円(前年比1.7%アップ)です。
大学卒は1.0%アップ、高校卒のアップ率は1.7%となっています。多くの企業で給与等の待遇面を良くして人材を確保しようという動きは継続していると見ていいでしょう。
全体的に2020年の初任給も継続してアップする可能性はありそうです。
住宅手当や資格手当などで収入アップを目指そう
手取り収入は少なくなる傾向にありますが、収入アップをする方法もありますので、社内の情報はまめにチェックしておくといいでしょう。
多くの企業では社員の生活支援を目的に様々な福利厚生制度を設けています。
例えば、家賃の一部または全額を補助するための住宅手当や、通勤の際の交通費を補助する通勤手当。仕事に活用できる資格を持っている、または取得したことで支給される資格手当等、会社によって異なりますが様々な福利厚生制度があります。
ご自身の会社がどのような福利厚生制度を導入しているかのチェックは必ずして収入アップにつなげましょう。
また、入社して1年経過して1年間の雇用保険加入期間をクリアすれば、資格取得に教育訓練給付制度を活用することもできるようになります。
教育訓練給付制度とは厚労省が指定する教育訓練講座を受講終了すると、費用の一部を最大10万円まで国が補助してくれるものです(一般教育訓練給付金の場合)。
戦略的に教育訓練給付金を活用して、お勤め先の資格手当対象となる資格を取得して収入アップを目指してみるのもいいでしょう。
まとめ
会社が支給する額と実際に皆さんが受け取る手取り額は、税金や社会保険料負担、対象となる福利厚生等により異なります。
今回の初任給受け取りを、今後何が引かれるのか、収入アップにつながる受取り可能な手当はないかといったことを考える機会にしていただければ、マネープランニングの好調なスタートになるでしょう。