貧困女子卒業!やるべき3つの鉄則

貯金・家計

最近某大手新聞社のインターネット版で、ショッキングな記事を目にしました。
そう多くは無いものの、安定した年収の中でもやりくりに困難する、いわゆる「貧困女子」です。今回は、貧困女子を卒業するために、やるべき3つの鉄則をご紹介します。

貧困女子とはどんな女性が当てはまる?

そもそも貧困女性に、明確な定義はありません。ただ、特徴として以下のようなポイントを持つ傾向があるようです。
l 年収は100万円代~500万円代と幅がある
l 奨学金の返済など借金がある
l 部屋が散らかっている、時間にルーズ
l 異性に依存しやすい
l お金の管理が出来ず、浪費癖がある

鉄則1:新たなローンを組むのは、今の返済が終わってから

まず原則として、家計がプラスになるかマイナスになるかは、収入と支出の金額です。当然ですが支出が収入を上回っていては赤字となり、預金を取り崩すか、誰かから援助してもらうか、借金をして穴埋めをするかになります。

多くの貧困女子が抱えているひとつに「借金」があります。学生時代につくった返済が必要な奨学金(学生ローン)も、借金です。そこに加えてカードローンなどを作ると、借金返済のための借金を作ることになります。
銀行系信販会社で、エステやサロンでの分割契約で、いとも簡単に借金がつくれる世の中ですが、第一の鉄則は、借金を2口以上絶対に作らないことです。

借金は一度作るだけでも、癖付いてしまうものです。それが複数社になると、明らかに自分の今の資金力以上の行為をしているという、自覚が薄れていってしまう事を、覚えておきましょう。

鉄則2:ストレス発散という名の、過度な行いをやめる

人は心に余裕がないと、平常のときよりも多くの快楽や刺激を求める傾向があるようです。
過度なお酒や食事や買い物、依存的なほど他人と時間を過ごす事を求めるゆえの、交際費の浪費・・・どれも健康的な支出とは言えません。

このような心の状態は実年齢とはあまり関係なく、生活習慣から出来上がる、精神的な成熟度合いによるものと、筆者は考えます。

社会にでれば友達も家族も、仕事が違い家計の事情が違い、おのおのの生活を各自が自己責任でつくりあげてゆきます。他人と比較して、羨んだり自己否定に陥ったり、そんな心の弱みを一時的に忘れるための、ある意味麻薬のような行為が、先に例にあげた「浪費」です。

安直な行動に走らず、自らを見つめなおす時間を持ち、健康な心を保つ、これが第二の鉄則です。
四季を感じ、季節に見合った適度な運動を行い、他人のためのボランティア活動をする。地域の図書館の書籍の貸し出しで、知識の習得をしてキャリアアップを図る。
お金をかけずに豊かな心を養うことは、誰にでもできるのです。

鉄則3:仕事を楽しむ、必要とされる自分になる

第三の鉄則は、仕事を単なる収入源にしないことです。
筆者は自らの仕事が好きです。それは、相談やセミナーに来られるお客様、取引先や如いては同僚らに、必要とされているからです。相談者の中でも、「この人サポートしたいな」と思わせてくださる方は、みな一様に仕事に対する姿勢が熱心です。

他人に必要とされるのは、お金に換算できない財産だと筆者は考えます。
されるだけの努力と誠意を積み重ねなければなりませんし、いつ、その財産価値が薄れていくかも、危機感をもって日々研鑽しなければなりません。

仕事は女性を輝かせてくれるもので、その原石を磨けば、収入が増えるチャンスを作ることができます。

まとめ

これから続く長寿社会を幸せな日々にするために、スタート地点に立つ、20代30代女子読者に、貧困女子などというカテゴリーは不要です。
もしその自覚があるのであれば、一日でも早くリセットをする強い精神と行動を、心がけていただきたいものです。

佐々木 愛子

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種 国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中...

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