夫婦のお互いの収入を知らないカップルは3割以上! 家計はどうなる?

貯金・家計

FPがお勧めする方法は?

夫婦円満の秘訣のひとつが、お互いの資産に関して干渉せず「聞かない」という策をとる事であれば、それは大事なことでしょう。夫婦それぞれが、お金の使い方を有効にかつ、将来への計画も立てるようにするには、夫婦それぞれにFP(ファイナンシャルプランナー)を付け、各自の計画を立て実行することです。

そして夫婦が資金を出し合う「共同の口座」を開設し、どちらかが管理し運用します。1年に1回でもいいので、一定期間ごとにパートナーへ報告をして、将来の財産に共通の認識を持つことをおススメします。お金の管理は得意・不得意があるでしょうから、より得意な方が共同口座の管理をすれば良いのです。最低限、共同口座に拠出する額を決めておけば、貯蓄を後回しにした散財を防ぐキッカケにもなります。

大切なのは、共同の口座にある夫婦のお金に対して、共通の認識を持つということです。相談者の多くは「私(妻)がしっかり貯蓄していても、夫はほとんどしていない(と思う)」と、日々の不安や不満が募っていき、FPの力を借りて明確にしようと、筆者の元を訪れます。

お金は信用です。お金のことがきっかけで、夫婦関係が悪化するなど最悪だと筆者は思います。そうならないために、お互いが共通の目標に向かって、せめて共同口座は「見える化」しておく必要があります。

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まとめ

夫婦間のお金の事情はそれぞれ、必ずしもすべてを教える必要はありません。しかし共通の認識や目標がないと、いずれ大きな問題に発展することも考えられます。プライベートな口座は各々が管理し、二人の将来の為に共同口座をつくり、そのお金をどのように使うか、運用するかは、夫婦で話し合われることをオススメします。

佐々木 愛子

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種 国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中...

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