セブン銀行ATMで「Suica」「PASMO」がチャージ可能に

貯金・家計

電子マネーの普及が急速に進む昨今、鉄道運賃はもとより、コンビニや飲食店での支払いを交通系ICカードで決済する方は多いはず。
今回は、9月発表されたばかりの、「コンビニATMでのチャージ」について確認してみたいと思います。

全国2万4000台以上のATMで24時間チャージ可能

2018年9月13日、セブン銀行を筆頭に各鉄道会社連名で発表されたのが、「交通系ICカードのチャージが、セブン銀行のATMで可能になる」というものです。

要点は以下の通りです。
●2018年10月15日午前0時より開始
●全国のセブン銀行ATMで、チャージが可能になる
●利用手数料は無料、終日利用可能(セブン銀行ATM が設置されている施設の営業時間外は利用できない)
●チャージは全国9種の交通系ICカードに加え、楽天Edyが対象

新たにチャージが可能となる電子マネー

これまでは、交通系ICカードであれば駅に設置された券売機でのチャージ、楽天Edyであればコンビニの店頭チャージ、もしくはICリーダーをパソコンに接続しクレジットカード決算がメインでした。

今後はコンビニなどに設置されているATMでチャージできるので、都市部であれば混雑した駅の券売機に並ぶ必要はなくなります。
また、地方であれば実際に電子マネーを使う店舗とATM設置場所が同じ場所である可能性が高い為、利用頻度が上がることが想定されます。

全国2万4000台以上のセブン銀行ATMの活用は、いずれの利用者にとっても朗報ですね。

上限額は2万円 メイン決算には向かないカード形式

チャージするにあたり、上限額などの整理は以下の通りです。
●チャージ単位:1000円(交通系・楽天Edy共に)
●入金上限額:交通系2万円(1回あたり上限なし)/楽天Edy5万円(1回あたり2万5000円)

ご利用方法

金額指定のチャージ(おつり対応)

チャージ型電子マネーは、チャージした範囲でしか使用が出来ないので、クレジットカードなどと異なり「使いすぎ」の心配をせずにすむ利点があります。
その反面、盗難に遭った際のリスク考慮から、上限額が高額ではないため、頻繁に利用する人にとっては都度入金しなければならないというデメリットもあります。

筆者は2年ほど前から、基本的に月あたり1万円以上の現金を使うことがありません。それ以上現金を使うのは、地方へ出張があった月に限られます。
普段は電子マネーまたは、クレジットカード決算がほとんどで、筆者のような利用頻度が高い人にとっては、先のチャージ上限額からなるチャージ作業は、ストレスに近いものです。
ですのでそのような読者の方へは、今回の「ATMチャージ」とは脱線しますが「モバイル型」をオススメします。

スマートフォン内蔵式の電子マネーであれば、登録したクレジットカード決算で、インターネット環境さえ整っていれば、いつでもどこでもチャージができます。
利用する際はスマートフォン利用時の認証(パスワード入力や指紋・顔認証)が必要ですので、盗難にあったとしても、即座に利用されるというリスクは、カード形式より少ないでしょう。

まとめ

クレジットカードを持っていない人や、家族が利用するために手渡している場合は、本題のICカードの利用に限られますので、自分の環境に合わせたタイプで電子マネーの利用をオススメします。

佐々木 愛子

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種 国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中...

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