旅行保険には入るべき?旅行先でケガをしたときの対処方法や補償内容について解説!
海外旅行中のケガの場合はどうするべき?
では、海外旅行先でケガをしたときはどうするべきなのでしょうか。海外旅行では右も左もわからず、言葉も理解できないため、不測の事態では困ってしまいます。ここからは、海外旅行先でケガをしたときの対処法や注意点を見ていきましょう。
海外旅行でのケガの場合は?
海外旅行でケガをした場合、医療費は一旦全額負担になるケースがほとんどです。ですが大きなケガをしたときは、基本的にはすぐに医療機関で診てもらいましょう。万が一に備えて、近くに病院はあるかどうか、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
海外旅行でケガをしたら、帰国後に日本の健康保険の「海外療養費制度」を利用しましょう。海外療養費の制度を利用すれば、実質的には自己負担を国内と同じ3割程度に抑えることができます。申請後に、現地で支払った医療費のおよそ7割が給付されるからです。申請する際は、現地でもらった診療明細書と領収書が必要です。
ただし、海外療養費も場合によっては給付の対象外となることがあります。偶発的でなく、あらかじめ目的があって病院にかかった場合です。具体的には、自然分娩や美容整形、その他海外でしか受けられない先進医療などが挙げられます。
海外旅行保険の必要性
海外旅行に出かけたときの「万が一」に備えられるのが、海外旅行保険です。海外では、日本の保険証があったとしても役に立ちません。そのため、病気やケガの際の費用は全額自己負担となります。
また、治安の悪い国や途上国などの場合は、荷物を盗まれる可能性も高まります。その他、食中毒や慣れない場所での転倒による骨折、レンタル品のポケットWi-Fiの紛失や破損など、旅行先では何があるかわかりません。海外旅行中のケガや盗難などのトラブルに備えて、やはり海外旅行保険は入っておいたほうがいいでしょう。
自分に合う保険を選んで「万が一」に備えよう
旅行保険の補償内容を知れば、入るべきかどうか判断できるはずです。特に海外旅行の場合は、「万が一」のことが起こると本当に困ってしまいます。「保険に入っている」という安心感は、何物にも代えがたいものです。
旅行保険は、保険会社によって補償内容や加入条件、注意すべき補償対象になる条件が異なるため、自分に合う保険を選んで、安心して旅行を楽しめるようにしたいものです。
文:C・M
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合