【私の保険失敗談】初めての保険加入で知った仕組みの複雑さ

マネーケア

生命保険に損害保険など、万一に備えるための保険は、保険会社各社から販売されています。しかし種類が多く、「これが自分にぴったり!」という商品を見つけるのは至難の業です。しかも、保険商品の仕組みは複雑なため、保険の知識がないとなかなかピンとこないという人も多いでしょう。
今回ご紹介するのは、保険商品をあまり理解しないまま保険加入した筆者の失敗談です。

社会人1年目!将来のために早めに備えようと考える

まずは、筆者が保険加入しようと思ったきっかけや加入までの経緯を紹介します。

加入のきっかけは“備えは大事”という浅い知識と自立したい気持ち

私にとって保険といえば、両親が入れてくれていた最低限の保障があるものだけ。自分が選んだわけでもないし、幸いこれまで大きなケガも病気もしたことがなかったので、保険について熱心に調べることもありませんでした。ただそんな筆者でも、「健康で若いうちは保険料が安いから早めに入っておいたほうが良い」という浅い知識だけはありました。

また、社会人になって初めて1人暮らしを始め、家賃や生活費を自分の給料から支払い、家計をやり繰りするうちに「親から自立した」という感覚を持ったことも、保険に興味がわいたきっかけでもあります。これらのことから最終的に、「大人になったんだし、保険も自分の家計に見合ったものを自分で選んで加入したい」という気持ちにたどり着いたのです。

保険の種類が多すぎる!どれを選べば良いの?

保険選びを始めて最初につまずいたのは、どの保険会社にするかという超初期段階。知識がない私は、迷いに迷って同僚や友人などにリサーチしました。すると、友人のお客さんに売上げNo.1の生保レディがいると聞き、紹介してもらったのです。

その生保レディは、国内大手保険会社の人で、説明も分かりやすく相談もしやすかったので、とんとん拍子に保険契約の話が進みました。テキパキとした説明や売上げNo.1という信頼感から、特に自分で調べることなく、生保レディに提案された設計内容で生命保険に契約したのでした。

加入したのは“アカウントタイプ”の保険

筆者が加入したのは、一般的に“アカウントタイプ”と言われる保険でした。その特徴についてみていきましょう。

アカウントタイプの保険とは

アカウントタイプの保険には、貯蓄機能と保障機能があり、保険料を支払うと一旦貯蓄機能のところに入ります。そして、保障内容に応じて貯蓄部分から保険料を振り分けていく仕組みです。

アカウントタイプの保険のメリット

人によって手厚くしたい保障内容を選べるので、ある意味、自分だけの保障内容を作れるイメージの保険といえるでしょう。年を重ねていけば、手厚くしたい保障部分を変えられるので、私もアカウントタイプの柔軟性に魅力を感じて加入しました。

また通常、保険は更新する際に年齢が上がっているため、病気になるリスクが高まる=保険料が高くなります。しかしアカウントタイプでは、貯蓄機能を兼ね備え、それまでに貯まった資金を使っていくので、他の更新型保険と比べると、保険料の値上がりが気にならないというメリットもあります。

アカウントタイプの保険のデメリット

銀行にする貯蓄と違い、入金した金額がまるっと貯金されず保険料に充てられるため、貯蓄額を把握しづらいことがデメリットと言えるかもしれません。また、年齢が上がるほど保険料が上がるので、貯蓄が増えるどころか保障内容によっては、減る可能性もあります。

あれ、私にはあっていないのかも?

契約直後は、自分が選んだ保険に加入したことに満足していたのですが、加入してしばらく経ち、更新タイプの保険だったことから「今後はどうなるのか…?」と気になり、商品内容を自分なりに調べてみました。そこで、自分が思っていた保険とは違うことに気づくのです。

よく調べると思っていたものと全然違う!?

筆者は契約時、積立ができる保険だと思っていました。しかし、定期的に届く契約商品の説明書や保険証券を見たときに、自分が思っていたよりも貯蓄されてないことに気づいたのです。

確認すると、自分が貯蓄したものを切り崩していくタコ足運用の状態になっているではありませんか。貯蓄部分はないものと割り切れば良いのかもしれません。ただ、年齢が上がるほど病気になるリスクが高まるので、保障は手厚くしたいものです。

しかしこのままだと、保障を手厚くすると保険料が上がるため、家計を圧迫する可能性も出てきます。20代のときはさほど気になりませんが、将来的に結婚や出産を考えたら、更新のたびに保険料が値上がりしたり、保障内容を気にしたりするのが嫌になりました。

悩んだ末、解約を決意

そもそも、「若いうちに保険に加入すれば手厚い保障内容で安い保険料」の考えのもと始めたということを考えると、自分の考えとは違う方向に向かっていたことに気づきました。しかし、すでに何度も保険料を支払っているので、すぐに解約にも踏み切れず、悩みました。

このまま保険を続けて、保険料などに困ったときに保険の見直しをする方法もありますが、万一病気になってしまうと、他の保険に入りづらくなるかもしれません。そうすると、解約できないまま意に反した保険を続けることになります。そうこうと悩みましたが、私は泣く泣く解約を決意したのです。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

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