ニュースがわかる! 各省庁の役割を解説(前編)
法務省
法務省とは法律を整備し、犯罪を防ぐ仕事をします。
民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法などの基本法制の維持や整備、法秩序の維持などを担当する「法」の番人です。
国民が安全で安心して暮らせるのは、こうした日常生活における法律という基本的なルールが定められているからですね。
また、外国からの出入国管理や刑務所の運用も担当しています。
外務省
外国との窓口となり、国の利益となるように各国とのつきあいが円滑に進むための交渉をしています。
そのほか、海外での情報収集や、海外にいる日本人の保護、海外へ渡航する人へ国別に最新の安全情報を日本語で提供する「たびレジ」のサービスを行っています。
また、国際貢献や開発援助も行なっています。
財務省
各省庁の予算案を作成しています。また、国民や企業が納める税金のしくみを決めたり、国債の発行、外国為替の管理などを行う「国の金庫番」です。
財務省には国税庁があり、国内の税金を担当しています。国税庁のもとには国税局と税務署があり、指導・監督をしているという位置づけです。
貨幣の発行も財務省が行っています。
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まとめ
前編では、1府11省2庁のうち1府4省1庁についてみてきました。それぞれの機関が担当を持ち、国民の生活にさまざまな形で関連のある仕事を担っていることがわかります。
法律を守りながら秩序ある社会生活が送ることができることや、暮らしに必要なエネルギーを輸入するため外国との交渉をして、テレビやエアコンを便利に使えること、外国に行っても安全が守られることなど…。それらのサービスは多くは国民の納めた税金により賄われています。あらためて身の回りの行政サービスに目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。
後編では7省1庁についてふれたいと思います。