初めての株式投資!株式投資の始め方
長らく低金利が続き預金利息は期待できない状況ですが、その一方で日本株は6年連続で上昇しニュースとなっています。
今回は、これから株式投資を始めたいという方のために4つの手順をご紹介します。
まずは証券口座を作ろう
株式は銀行や郵便局では購入できないので、株式投資を始めるときは、取引をする証券会社を決めて口座を開設することが必須です。証券会社を選ぶには、サービス面の充実と取扱商品の種類に注目しましょう。
チェックするのは、使い勝手や手数料の安さなどサービス面です。仕事や家事で忙しい人なら、スマホで簡単に取引できるネット証券が便利です。ネット証券は人件費などのコストが少なく済むため、手数料が安いところも魅力的。直接アドバイスをもらいながら取引や操作をしたいなら、店舗がある証券会社やコールセンターなどサービスが充実している証券会社を選びましょう。
証券会社が取り扱っている商品の比較も大切な要素。海外の株式を多く取り扱っていたりIPO(新規公開株)に強かったり、それぞれ特徴があります。取引する証券会社が決まったら、インターネットでの口座開設が便利です。マイナンバー確認書類と銀行の通帳を用意して、各証券会社のサイト内にある新規口座開設のページから申し込んでみましょう。
投資する銘柄の選び方
口座が開設出来たら、次は購入する銘柄を選びます。株式投資をする目的を決めて購入する銘柄を選んでいくのもひとつの方法です。
例えば、株価が安い時に買って値上がりした時に売る値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うのか、配当金など株式を保有していることで得られる利益(インカムゲイン)を目指すのかによって選ぶ銘柄が変わります。値上がり益を狙うなら、今後業績が良くなりそうな会社を探してみるのも手です。ただし、あまり株価の動きを追い求めると仕事や家事がおろそかになることも。株式投資を長く続けるには、自分のペースでできる方法を選択しましょう。
証券口座への入金方法
銘柄が決まったら口座へ入金します。入金は振込や証券会社のATMを利用することもできます。入金したお金は、普通預金と似た役割のMRF(公社債投資信託)にいったん預け入れられ、信用力の高い国債などで運用されます。MRFは出し入れ自由なので、株式投資に使う予定の余裕資金を預けておいてもよいのではないでしょうか。
株の注文の出し方
株を買うときは、どの銘柄をいくらで何株買いたいかの希望を出します。例えば、トヨタ自動車の株を株価7500円(2018年1月5日現在)で100株買いたいといった注文の出し方です。この7500円と値段を指定することを指値(さしね)といい、トータルの購入価格(例では約75万円)がわかるので安心して注文を出すことができます。
ただ、株式は売りたい人と買いたい人の出した値段が一致した時だけ取引が成立するので、必ず希望通り買えるとは限りません。どうしてもその銘柄を手に入れたいときは、株価がいくらでも買いたいという成行(なりゆき)注文をだすことで希望が叶えられやすくなります。株を売る時も方法は同じです。
株の注文は平日の朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)、窓口や電話、インターネットを通じて出すことができます。証券会社によっては、取引時間外であっても予約という形で注文を出せる場合があります。
まとめ
貯蓄と投資のバランスを上手にとりながら、無理のない範囲で最初の一歩を踏み出してみましょう。