働かなくても生活できる?! 株主優待をFPが徹底解説

株式投資

株主優待で暮らすために1億円以上の資金が必要?

株主優待だけで暮らすにはどのくらいの資金が必要なのか計算してみましょう。株主優待と言っても商品が受け取れるものや、割り引きになるもの、商品券など様々ありますが、計算をしやすくするために商品券で考えてみることにしましょう。

5000円の商品券を得るために必要な金額の平均


表:筆者作成

商品券5000円分の優待がある企業4社の必要金額平均は約30万円でした。
1カ月の家賃以外の生活費を15万円として、全て商品券で優待を受け取るとすると、
15万円÷5000円=30社分の優待が必要ということになります。

1社30万円であれば、
30万円×30社分=900万円ですから、1カ月の必要資金は約900万円で、1年間では1億800万円になります。
これは単純に計算しただけですのであくまで参考として考えてください。

こんなに資金が必要ならばやはり優待生活は夢でしかないと思ってしまいますが、生活の一部を優待生活にすることはできます。例えば毎月5000円、年間6万円分の優待生活を始めることもできるのです。
下記のような配分で株式を所有していた場合、約200万円の投資金額で年間6万円の優待の恩恵を受けることができます。

株式所有の例


表:筆者作成

まとめ

いずれは夢の優待生活を目指すとしても、いきなりできるわけではありません。初めは少ない金額から始めていき、徐々に増やしていきましょう。しかし、株式投資にはリスクもありますので、優待の商品だけではなく、優待が廃止にならないように財務状況など健全な企業を選ぶようにすることも大切です。

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

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