【教育費準備】学資以外の保険という選択と保険証券整理法

【教育費準備】学資以外の保険という選択と保険証券整理法
マネーケア

いざ!というときに困らない保険証券整理法

「保険を請求する」ということは、満期保険金を除いて予期せぬ出来事が起こった場合がほとんどです。ケガや病気など、ただでさえ気持ちが焦っているときに大切な保険証券が見つからないと、ますます慌ててしまいます。いざという時に困らないよう、整理しておきましょう。

誰がどのような保険に加入しているか一元管理

家庭内で、「誰がどのような保険に加入しているのか」を一覧表にしておきます。保険会社や証券番号、保障内容などを一元管理しておけば、事故や病気になった場合にどの保険会社に請求すればよいのか分かります。担当者の携帯番号が分かる場合は、あわせて記載しておくと良いでしょう。

データと紙の両方がおすすめ

保険関係の書類はデータと紙、両方で管理するのがおすすめです。なぜなら、紙の書類は火災や津波などの場合、見られなくなることがあります。また、データだけの場合はIDやパスワードが分からなくてログインできなかったり、インターネットが苦手な家族が扱えなかったりするからです。

筆者は紙の保険証券を、PDFファイルでクラウドに保管しています。しかし保険証券の記載内容は個人情報が含まれるため、パスワードなどは厳重な管理が必要です。

生命保険は「人別」損害保険は「物別」

まず保険関係の書類のうち、不要なものは処分しておきます。例えば、新商品のパンフレットや住所変更などがあった場合の手続き書類、使用しなかった控除証明書など。多くの書類の中から必要な1枚を探し出すのは大変です。必要な書類だけに絞って、保管しておきましょう。

生命保険は「人」に対して付帯している保険です。「誰が」病気やケガ、亡くなったときに保険金を受け取れるのか、被保険者別にファイルを分けて保管しましょう。

一方で、損害保険は火災保険なら家屋、家財保険なら家の家財、自動車保険は車といった形で「物」に対して付帯している保険です。「何に」損害があったときに保険金を受け取れるのか、付帯している物別に分けておくことが大切です。

また、自動車保険の場合は外出時に事故に遭う確率が高いので、車のダッシュボードに証券または契約内容が分かるものを入れておきましょう。保険会社のロードサービスや事故受付センターの電話番号を、携帯電話に登録しておくのもおすすめです。

いざ!という時に困らないよう保険関係書類の整理を

今回の記事では、教育費準備の保険に関することと、保険関係書類の管理についてご紹介しました。普通預金では利息による運用が見込まれない今、保険や投資といった選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。また、万一のときに慌てないよう、家庭内で保険関係書類の管理が共有できる仕組みを作っておきましょう。

井手本 亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。整理収納アドバイザー1級。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間整理の資格「ライフオーガナイザー®」を取得。 モノ...

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