未来に備える！72のライフプランシミュレーションを体験して将来の不安を軽減させよう

ライフプランに対する気づき

ここからは、実際にライフプランシミュレーションをしてみて気づいたこと4つを紹介します。

公立・私立で教育費はこんなに違う？教育費の気づき

ライフプランシミュレーションでは、子どもの人数や年齢、公立か私立かなどに応じた教育費の把握が簡単にできました。やり方は、まず家族構成を入力。次に子どもの年齢を入れると、今後公立に通わせるか、私立に通わせるか選択をすることができます。

筆者は子どもが3歳・0歳とまだ小さいこともあり、公立・私立はどちらにするか考えていなかったため、とりあえずどちらも選択。すると公立と私立で年間の教育費にかなりの差が出たのです。

保育園・幼稚園では年間に2倍の差が、小学校では5倍の差が出ました。中学校では3倍の差、高校では2倍の差があり、私立に通わせる場合の教育費が予想以上に。さらに大学では理系・文系、下宿を伴うかどうかでも、かなりの差があり驚きました。

漠然としか考えていなかった教育費ですが、数字にして明確にしてみると将来の必要な金額がはっきりわかりました。子どもが将来進みたい道へ進めるよう、今から資金形成が必要だと感じています。

旅行や習い事は意外な出費！

ライフプランシミュレーションでは、基本生活費の入力をする箇所もありました。細かい生活費を把握していない人は、年収と連動させることができ、今後の生活費の推移、つまり必要となる費用を知ることができます。

また筆者は定期出費に、毎年行く旅行や子どもの習い事の費用も入力。旅行は80歳まで毎年、習い事は子どもが小学校卒業までと仮定して、これから10年の見込みで入力したのですが、その総額に驚きました。

定期出費には、このほか車の買い替えやリフォームなど、今後定期的に見込まれる支出を入力することが可能。この項目によって今後必要となるお金が多くあることを実感し、日ごろは節約する必要があるなと思いました。

意外と支払っている！保険の見直しが必要かも

ライフプランシミュレーションは、預金や保険の把握にも役立ちます。筆者は、きちんと把握しきれていなかった生命保険や医療保険、個人年金やNISAなどを、ライフプランシミュレーションでまとめて管理できるようになりました。

加入している保険を入力しながら、「リスクに対してこんなにお金を払い続けていいのだろうか…」という疑問がわき、保険の見直しを考えるきっかけになりました。

資金不足に驚愕！退職後に必要なお金

ライフプランシミュレーションでは、加入中の年金を入力する箇所もあります。20歳からさかのぼって入力すると、将来にもらえる年金受給額の想定も可能です。夫の扶養に入っている私は受給額も少なく、老後の資金不足が予想されます。

すると、やはりライフプランシミュレーションの診断でも、予想をはるかに超える資金不足の額が提示されました。今後この不足額をどのようにして補うか、しっかり考えなければと思っています。

ライフプランシミュレーションをおすすめしたい人

＜こんな人におすすめ＞
・なんとなくだけど将来が不安な人
・結婚や出産などライフステージに立っている人
・マイホームを購入しようと思っている人

ライフプランシミュレーションは、将来の道標となってくれるツールです。毎日家計簿をつけていない、毎月の収支を把握していないという人にもおすすめ。なんとなく将来が不安な人は、ライフプランシミュレーションを使用し自分の現状を把握すること、将来に必要な費用を知ることで、不安の軽減につなげましょう。

また結婚や出産などライフステージに立っている人は、家族の将来を考えるよい機会でもあります。子どもが何歳になったときに自分はどうしていたいか、どのくらいの費用が必要になるかなど、未来を想像しやすくなるでしょう。保険の見直しや資産形成にも役立ちます。

マイホームを購入しようと思っている人は、いつまでに購入するとよいか、いつまでに支払いを完了させるかなどの参考にもなりますよ。ライフプランシミュレーションを使用して、未来にしっかり備えましょう。

ライフプランシミュレーションで将来の不安を解消しよう！

ライフプランシミュレーションは、自分自身でじっくりライフプランを見直すことができます。ぜひ、現状の資産形成や今後の生活費の試算に活用して、将来の見通しを立ててみてください。きっと将来に対する不安も軽減されるはずですよ。