【体験談】掛けすぎた保険の見直しから浮いたお金で資産形成まで

【体験談】掛けすぎた保険の見直しから浮いたお金で資産形成まで
マネーケア

私はこうした!保険の見直し3つ

保険料をどうにか安くできないかと思った私は、保険の見直しを開始。とりあえず、保険の商品や、家計における保険の割合などを調べ、我が家に当てはまるように見直しました。
ここでは、私が行った3つのことを紹介します。

見直し1.低解約返戻金型終身保険の金額を下げた

加入当時「掛け捨てなんてもったいない!」と思っていた私ですが、やはり貯蓄と死亡保険が一緒になった終身保険の保険料は、掛け捨てタイプに比べて高いのです。
しかも今後、子どもの教育費がかさんでいき、支払えずに解約……なんてことになれば、解約返戻金は支払額よりもちろん少ないので、損をすることになります。

そこで、低解約返戻金型終身保険の保障金額1,000万円を500万円に減額。すると、保険料が半額の1万円になりました。
解約した分の返戻金はもちろん支払った金額より少ないのですが、勉強代だと思って飲み込みました……。

見直し2.定期保険を収入保障保険に変えた

収入保障保険とは、保険加入者が病気や死亡などで収入がなくなったときに、月々設定したお金が受け取れる保険のこと。
定期保険と同じ掛け捨てタイプですが、保険期間が終わりに近づくほど受け取る保障が少なくなるため、保険料が安く設定されています。

毎月10万円を夫が60歳になる年まで受け取れる設定にすると、保険料は月々約3,000円。定額保険の月々6,000円と比べると半額になるため、定期保険を解約して収入保障保険に変更しました。
低解約返戻金型終身保険で減らした500万円もこちらにプラスしたので、保障内容が下がっているということはありません。

見直し3.お金が戻ってくるタイプのお得ながん保険を発見!

がん保険は掛け捨てと思っていた私ですが、実はがんにならなかった場合お金が戻ってくるものを発見!しかも、保障内容はそのままで、保険料も安いのです。
掛け捨てタイプを解約し、お金が戻るタイプに加入した結果、保険料が2,200円になり、800円の節約になりました。

通常、お金が戻ってくるタイプは掛け捨てタイプよりも保険料が高いことがほとんどですが、時期が良かったのか良い保険に巡り会えました。
保険の種類や値段は時代によって変化するため、保険は定期的にチェックすると良さそうです。

保険の見直しにより月々の保険料は…

貯蓄性なし:1万4,000円→8,000円
貯蓄性あり:3万円→2万2,200円
保険料合計:4万4,000円→3万200円

結果、保障内容を改悪させることなく、1万3,800円の減額に成功したのでした。

見直しで浮いたお金で資産形成を開始

保険の見直しで浮いた1万3,800円。生活費に足してもいいけれど、どうせなら貯蓄……いや増やしたいと考えた私。そこで開始したのが、つみたてNISAです。

つみたてNISAとは、長期・分散・積立投資に適した少額非課税制度のこと。簡単にいうと、年間40万円までの積立型の投資で得た利益に税金がかからない制度です。
通常の証券口座で投資を行うと、利益の約20%を税金として納める義務があるので、つみたてNISAならお得に投資が始められます。

投資なので、もちろん損をすることもあるのですが、長期・分散・積立を行う投資は比較的リスクが低いのではないかと思っています。まだ開始して2年ですが、順調に増えている状態なので、今後も続ける予定です。
つみたてNISAは、解約返戻金付きの保険と違って、お金が必要になったらすぐに解約できるところもメリットといえるでしょう。

保険の見直しでお金が浮けば未来が広がる!

お金を掛けすぎていた保険のスリム化を図ることで、月々1万3,800円の余剰金ができた我が家。浮いたお金でつみたてNISAの投資も始められたので、10年20年と続けるうちにコツコツ増えていくことを期待しています。
保険料が高いなと思っている人の参考になれば幸いです。

2人の姉弟を育てながらライターをしている海です。 前職は化粧品の営業や営業事務。 わかりやすく、ためになる記事作成を心がけております。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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