投資を始めたきっかけは?していない理由と属性の関係性

マネーケア

投資をしていない人をさまざまな方向から分析

最後に、投資をしていない人を性別や年代、職業別といったさまざまな方向から見ていきます。

性別で見る投資をしていない理由

男女別投資をしていない理由


図:筆者作成

男女ともに投資をしていない理由は、「金銭的余裕がないから」が1位です。ただ次から男女の理由の順位に少し変化があって、男性の投資をしていない理由第2位は「リスクが怖いから」、女性は「どんな商品が良いのか分からないから」になります。

男性は金融商品の知識があるもののリスクを恐れ、女性はリスクよりも金融商品の知識の低さが勝っていると見ることができます。

年代で見る投資をしていない理由

年代別に見る投資をしない理由


図:筆者作成

年代別に投資をしていない理由を見ていくと、ここでも最大の理由は「金銭的な余裕がないから」になりました。しかし、理由第2位で、少しずつ年代別の特徴が見えてきます。

20代から40代は「どんな商品が良いのか分からないから」、50代60代は「リスクが怖いから」となっているのです。比較的若い年代は金融商品の知識が乏しく、年代が上がるとリスクを恐れる傾向にあることが分るでしょう。

投資への知識を高めていつでもスタートできる準備を

これまでの話をまとめると、投資のきっかけはいつ必要なお金なのかによって、目的や金融商品に違いがありました。また、投資をしていない理由は金銭的余裕が多くあげられました。ただ、お金の余裕があれば金融商品の知識を得ることで投資をしようと考えている人も多く、そういう人は事前に金融商品の知識を高めておけば、いざ投資を始めるときに困らなくて良いでしょう。

投資に興味がある人は、今から少しずつ貯金や知識を増やして資産形成の基礎を築いておくと良いかもしれませんね。

執筆者:nobii
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合

nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

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