格安SIM、サブスク…節約のつもりがかえって散財!?失敗体験談を紹介
節約は日々コツコツと積み重ねるもの。携帯料金のお得なプラン、サブスクサービス、クーポンなど、ちょっとした節約ポイントは日常の中にたくさん存在していますが、うっかりしていると、かえって損していた!なんてことも。
今回は、私が実際に体験した、日常に潜む節約失敗談をご紹介します。
格安SIMに乗り換えたものの…
長年大手キャリアの契約→節約のため乗り換え
元々は大手キャリアのスマホを利用していた筆者。毎月の携帯料金は機種代金と通信費・通話料を合わせて平均7,000円ほどかかっていました。通信費はかかって当たり前だと思いがちですが、意外と家計を圧迫する要因になることもあります。どうにかしてこの出費を抑えられないものか…と調べて、格安SIMへの乗り換えを検討することにしました。
ちょうど機種代金が払い終わり、2年ごとの契約更新月が間近だったため、そのタイミングで他社に移ろうと考えたのです。そのとき、大きく広告を打ち出していた某会社の格安プランが目に入りました。
今新規入会すると、月々4,000円ほどのプランが2,000円以下で利用できる!といった魅力的なプランでした。契約1年後まで割引が継続されるとのことで、現在使用している機種を継続利用してそちらに移行することにしたのです。
格安プラン契約で節約大成功!しかし…
翌月から携帯料金は7,000円から2,000円未満にぐっと下がり、通信費を節約できたことにホクホクとした気持ちのまま、あっという間に3年が経過しました。
それからは、しばらく携帯料金についての見直しはしていなかったのですが、久しぶりに明細を見てみると毎月4,000円近く料金がかかっているようで、もっと安くできないものかと再度格安SIMを調べてみることにしました。
もっと安いプランが続々登場!定期的な見直しが大切
数年ぶりに調べると、現在利用しているプランよりももっと月額の安いプランが、さまざまな会社から出ているようでした。安いものでは1,000円以下のプランまで存在。もっと早くプランの見直しをすべきだったと後悔するばかり。
ここ数年でめまぐるしく進化している格安SIM業界において、数年以上同じキャリアやプランを使い続けることにはなんのメリットもないようです。
格安SIMに乗り換えたからといって「節約できた!」と安心するのではなく、1年、2年ごとにキャリアを乗り換えたり、キャンペーン中のプランに入り直したり、一定期間ごとに見直しをするほうが、上手な節約に繋がることを学びました。
サブスクサービスは定期的に見直して
サブスクとは?便利で生活を豊かにする定額サービス
格安SIMと同じく、こちらも私たちの生活において当たり前となりつつある「サブスク」。サブスクとはサブスクリプションの略語で、ある製品やサービスなどの企業が提供するサービスに対して、一定期間の利用ごとに代金を支払うシステムのこと。
身近なサブスクには、動画配信サービスの「Hulu(フールー)」「Netflix(ネットフリックス)」などがありますね。また、音楽配信サービスの「Apple Music(アップルミュージック)」や、雑誌や書籍の定額読み放題サービス「楽天マガジン」、そのほかパンのサブスク、お花のサブスクなど、生活を豊かにするためのあらゆるサービスが存在しています。
サブスクの便利さにハマって次々契約!
会員登録をして月々の料金を払えばいくらでも利用できるものが多いため、ついつい気軽に始めてしまう、という人も多いのではないでしょうか?
筆者は映画や本が好きで、数年前までは月々数千円ほどDVDレンタルや書籍購入に費用を割いていましたが、サブスクなら安いもので月々数百円程度から利用可能なため、とても魅力を感じていました。
映画も本も好きなタイミングで好きなだけ楽しめるうえに、娯楽費の節約になる!という思いで、気になるものを次々に契約。また、お試し利用期間として初月無料を謳っているサービスも多いため、「無料なら…」という気持ちで気になるジャンルのサブスクにも登録していきました。
ひとつひとつは少額でも、総額になると膨らみがち
半年ほど楽しく利用していたのですが、あるときふと思い立ち、改めてサブスクにかかっている費用総額を洗い出してみたところ、予想以上にお金がかかっているということに気づきました。
サブスクに登録したことで、エンタメにまつわる変動費を節約できたと思っていましたが、結果はなんと真逆。便利だからといって次々に登録していってしまったことにより、結果的に固定費が膨らんでいたのです。また、無料期間に魅かれて登録したものの、全く利用していないまま無料期間が終わり、その後自動的に契約継続されて会員料金がかかっていた…というケースもありました。
この経験から、数カ月に1度は登録しているあらゆるサブスクを見直して、利用頻度の低いもの、お得感の少ないものは解約するという習慣をつけるようにした筆者。お得なサブスクも本当に必要かどうか、定期的に見直しをしたほうが良いということを学びました。
続いて、「お得」というワードに釣られてついつい買ってしまう筆者の失敗談をご紹介します。