3人に1人が選ぶ株式投資!選んだきっかけや年齢層、魅力を紹介

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周囲で投資している人に、どうしてその商品を選んだのか聞いたことはありますか?なかなか聞く機会がなかったり、タイミングを逃してしまったりした人に朗報です。
今回は20代から60代に投資に関するアンケートを実施し、資産形成にどうしてその商品を選んだのか、年代と投資の関係、アンケートの結果人気第1位となった株式投資の魅力について紹介していきます。

このアンケート調査は株式会社インヴァランスが2020年6月5日から6月18日にかけて、プラットフォームサービス『モニプラ』にて、20代から60代のmoneliyファンユーザー4717名を対象に実施したものです。

資産形成にどうしてその商品を選んだの?

投資商品を選ぶポイントとなるかもしれない、資産形成にどうしてその商品を選んだのかについて詳しく見ていきます。

人気の投資商品とは?

今回のアンケート結果では、資産形成に取り入れた商品第1位が株式投資40%、第2位は投資信託26%、第3位はNISA(ニーサ)13%となりました。約3人に1人が株式投資を選んでいることがわかります。

また、上位3つを合計すると約8割になるので、ほとんどの人がこれら3つの商品のいずれかに投資しており、人気の商品といえるでしょう。

資産形成に取り入れた商品


図:筆者作成

その商品を選んだきっかけ

どの投資商品も老後に不安を感じて、資金に余裕ができての2つの理由が最多となっています。人気投資商品である株式投資と投資信託に、なにか特徴があるか見ていきましょう。

商品別に見るきっかけ


図:筆者作成

株式投資を始めたきっかけの第3位は家族にすすめられて10%、投資信託の第3位は営業を受けて14%という結果になりました。ここに着目すると、株式投資は家族や友人にすすめられたという割合が17%なのに対して、投資信託は10%。

株式投資は自分と関係が近い人からの紹介が多いのに対して、投資信託は営業を受けて始めるという割合が14%と多いことがわかるでしょう。それだけ潜在的に、株式投資をしている人が周囲にいるのかもしれません。

年代別投資商品の違いは?

ここでは年代別に見る投資商品の違いについて考えていきます。

年代別投資商品


図:筆者作成

商品に変化が出てくるのは3位以降からで、多くの年代がNISAとなっているところ40代ではiDeCoになっているのが特徴です。40代はNISAよりも老後の資金確保のためにiDeCoを使って資産形成しようと考えている人が、多いのかもしれません。

次に50代60代は、債券が第5位や第4位に入っているのが特徴。ほかの年代と比べると、債券の割合が多くなっています。最後に60代は、iDeCoの割合が極端に低下。iDeCoは長期間運用を必要とするものなので、選ばれていないのでしょう。

最後にどの年代でも人気の商品は、株式投資と投資信託です。中でも人気第1位は株式投資、どの年代でもどの商品と比べても多くの割合を占めています。

年代と株式投資の関係は?

ここからは、年代と株式投資の関係について見ていきましょう。年代の違いによって株式投資を始めた理由が違うのかを分析していきます。

年代別株式投資を始めた理由

株式投資をしている人の年代


図:筆者作成

まずは今回のアンケートで、株式投資していると回答した人の年代割合を見ていきましょう。20代がもっとも少なく、そのほかの年代はだいたい同じ割合となっています。もっとも株式投資経験がある割合は60代の26%です。

株式投資の年代別投資理由


図:筆者作成

年代別株式投資の理由を見ていくと、ここでは20代と30代に特徴があります。ほかの年代では、投資理由の第1位が老後の生活費のため、第2位は今の生活にゆとりを持つためです。

しかし、20代と30代の投資理由第1位は今の生活にゆとりを持つため、第2位が老後の生活費のためとなっています。20代と30代はほかの年代と比べると、老後を意識しづらくどちらかというと今、目の前の生活に重きを置いているのかもしれませんね。

老後に着目すると、50代は老後の生活費のために投資を始めた割合が多く、ほかの年代と比べてもかなり多くなっているのが特徴です。20代と比べると老後の生活をイメージしやすく、そのために投資しようと考える人が多いのかもしれません。

そのほかには、20代30代40代では子どもの教育費のためという理由があるものの、50代60代ではその割合がぐっと下がるのも特徴です。

また一般的に働き盛りと呼ばれる40代50代は、旅行や趣味にかける費用のための割合がほかの年代と比べてかなり低いのも特徴でしょう。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

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