コロナの影響で日本株はどう動く!?私の損失&利益体験談
コロナ禍でも前年比が好調だった【小売り銘柄】
私は子育て中ということもあり、コロナ以前から子育て用品メーカー「西松屋」の株を、株主優待目当てで保有。また初めて購入した銘柄ということもあり、愛着を持っていました。しかし、コロナにより小売業界は、相次ぐショッピングセンターの休業の影響をもろに食らいました。
私は1株800円台で100株保有していたため、コロナの影響で株価が下落した600円台のときには含み損が2万円ほどに…。上がる見込みが見えないことと、これ以上のマイナスを防ぐために3月に約2万円のマイナスで売却しました。
しかし、いつか買い戻したいという思いもあり常にウォッチをしていると、売上高などを毎月発表する月次前年比速報がとても好調。驚くことに3月から7月まですべての月で前年を越えていました。インターネットの販売増加はもちろん、店舗での売り上げも好調だったようです。
3月には600円台だった株価も、今では1,100円を超えています。「あのまま保有しておけば利益になっていたのに…」「すぐに買い戻しておけば倍近くになっていたのに…」という思いもありますが、今は高値圏なので引き続きウォッチを続けていくつもりです。
ほかにも小売業界では「ワークマン」をウォッチしていました。2018年頃から若い女性にも注目され始め、業績はみるみる好調。そんなワークマンも4月から7月までの月次前年比速報では、売り上げが前年を大きく超えています。
ワークマンの株は、1株1万円ほどすることから(日本株は基本100株単位で売買)、購入するには最低でも100万円は必要。そのため、今も購入には至っていません。ただ、子ども服事業展開を発表するなど盛り上がりも凄まじく、今後もウォッチ&応援したい企業のひとつです。
おうち時間増加で需要が伸びた【ゲーム&食事】
2020年4月に政府から発令された緊急事態宣言により、おこもり需要が加速しました。そんな中、私が注目したのがゲーム関連銘柄と食事銘柄です。
「オイシックス・ラ・大地」は、有機・無添加など体にやさしい食材やキットを宅配する「Oisix(オイシックス)」を運営する会社。私はコロナ以前からOisixを利用していたため、この株価下落を機に株を買ってみようかな。と思っていました。
そんなときです。Oisixの注文が殺到し始めたというニュースを目にしました。その影響から、商品の品薄や配送日の遅延、箱詰めが間に合わないため簡易包装になる…などの続報も。このことから、緊急事態宣言後の需要が急激に増えたことを実感しました。
さらにテレビでもたびたび特集を組まれて注目されている上に、おいしいので一度愛用したら長期で利用する人が多いだろうと推測。これは株を買うなら今だ!と思い購入しました。
私は4月上旬に1株1,500円台で100株購入しました。その後、みるみる株価は上昇!今では3,700円台まで暴騰しています。そのため今は、22万円ほど含み益がある状態です。
ほかにもゲーム関連銘柄では、購入こそしていないものの「任天堂」に注目していました。こちらの株は、2月頃コロナの影響もあり株価が下落していましたが、3月20日に発売されたニンテンドースイッチのソフト「あつまれどうぶつの森」がヒットすると予想。
一時は1株31,000円まで下落していましたが、現在は1株51,000円台まで上昇しています。100株を底値付近で購入して今も保有していれば、約200万円の利益になっていたのです。
今後も株式市場から目が離せない
執筆時の2020年8月時点、株式市場におけるコロナの影響は大きいままです。終わりが見えないウイルス問題だからこそ、市場の動きもより敏感になっています。私は紹介した銘柄以外にも保有や売買をしていますが、コロナ禍の市場は下落したままの銘柄も多いため、以前より収益はマイナスのままです。
しかしコロナ禍の中、頑張る企業は応援したくなるもの。今後もさまざまな企業をウォッチしていきたいと思います。