保険金を受け取った時に税金はかかる?医療保険編

税金

医療保険に加入している場合、病気やケガでの入院や手術などで保険金を受け取ることがあります。そんなときに、「税金ってかかるの?」と疑問に思うことがありませんか。
結論から言って、医療保険の給付金は非課税となります。
しかし、確定申告で税金を少なくするため、医療費控除を計算するときは受け取った入院給付金などを含めて計算します。少しわかりにくい部分もありますが、給付金を受け取った時の取り扱いの違いについて詳しく説明します。

保険の契約者、被保険者、受取人について

保険と税金のことを考えるには、まず、契約者、被保険者、受取人の確認が必要です。
医療保険の契約するときは「契約者」「被保険者」「給付金受取人」を決めます。

契約者とは、保険会社と契約を結び、保険料を支払う人です。
被保険者とは、保険の対象となる人をいいます。医療保険の場合、病気やケガで入院や手術をする人になります。
給付金受取人とは、保険会社から支払われる給付金を受け取る人のことです。

医療保険は原則、被保険者と給付金受取人が同じです。つまり、病気やケガをした人が治療費を補てんできるよう契約が形づくられています。
具体的な契約形態を例にあげると、契約者=本人、被保険者=本人、給付金受取人=本人とすべて同一人物のものもあれば、契約者=夫、被保険者=妻、給付金受取人=妻というふうに妻の保険を夫が契約をするものもあります。ただ、どちらの場合も、被保険者=給付金受取人になっています。

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舟本 美子

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」 会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。 あなたに合った...

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