老後に移住するメリットと注意点とは?老後におすすめの移住先も紹介!

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老後におすすめの国内の移住先

老後は同じ日本であっても、もっと穏やかで過ごしやすい場所で暮らしたいと考えている方も多いと思います。日本の暮らしが好きな方や、基本的な生活は変えたくないが、移住したいとお考えの方は、ぜひ国内で移住先を探してみてはいかがでしょうか。
老後におすすめの国内の移住先をご紹介します。

独身者からも既婚者からも人気の高い福岡県・北九州市

福岡県は、老後生活を過ごすための街としても人気の高いエリアで、観光地でもビジネスの街でもあり、アジアからの入国者数が多いことや、アジアの企業との交流が盛んなことから「アジアの窓口」とも呼ばれています。
田舎暮らしを推奨する雑誌「田舎暮らしの本」2020年版では、シニア世代が住みたい田舎の第3位に北九州市が入りました。なお、子育て世代でも第2位となっています。
また、総務省が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」によると、1畳当たりの家賃・間代が東京都は5,128円であったのに対し、福岡県は2,589円と都心部の半額ほどに設定されています。
特に北九州市では医療や介護施設が充実しており、物価も安いため、老後も安心して過ごしやすい環境となっています。
また、北九州市は公共交通機関が発達しており、車の免許を手放した老後でも公共交通機関を利用すれば移動しやすく、今もなお高齢者に優しい街づくりが進んでいます。
元々、都心部やその他地方からさまざまな人が移住してくることが多い街であるため、独身者から既婚者まで、人気の高いおすすめのエリアです。

既婚者にぴったりな神奈川県鎌倉市

神奈川県鎌倉市は、有名な観光スポットがいくつも存在する土地で、関東圏の中でも人気の高い居住地として知られています。若い人や観光客が多いイメージがありますが、現在は住宅街の再開発が進み、配食費助成などの在宅生活支援サービスをはじめ、いきいきサークル事業など、市が提供する老後の生活を豊かにするサービスも充実しているなど、高齢者が住みやすい居住環境が整えられつつあります。
都市部である横浜からも近く、街中に江ノ電が通っているため、都心部へのアクセスも良好です。マイカーを所有していなくても、住みやすい街といえます。鎌倉市には家族用の住居が多いため、比較的既婚者の方に向いている環境といえるでしょう。
また、海が見える街なので、老後は自然に囲まれた環境でスローライフを送りたいという方にもおすすめです。

大分県竹田市は独身者にもぴったりの地域

大分県竹田市は、年間の平均気温が約15度と比較的温暖で、寒さがこたえる高齢者にとっては過ごしやすい街です。
大分県竹田市といえば、太古の昔から農業や畜産の営みによって維持されてきた広大で豊かな自然が特徴です。名水のふるさととしても有名で、阿蘇山系の清らかな水を生活水として利用できるなど、自然の良さを感じながら生活ができます。
また、「移住相談の窓口」や「移住者の交流スペース」が設けられているため、単身者でも人との交流を図ることができ孤独を感じにくく、独身者にもおすすめです。
また、国内でもめずらしい高温の炭酸ガス含有温泉である長湯温泉をはじめ、さまざまな温泉があるので、老後は健康維持とリフレッシュのために、温泉巡りを趣味とするのも良いでしょう。
商店や市街地まで遠いところに住んでいる人は移動販売車を利用することができ、市内にはコミュニティバスや乗り合い自動車が走っているため、買い物や移動にも困らずに生活できそうです。また、空き家バンクがあるため住宅を探すのに役立ちます。

多くの人が憧れる沖縄県

沖縄県は日本の観光スポットとしても、国内外から人気の高いおすすめの場所です。沖縄県は年間を通して暖かな気候なので、冬もあまり寒さを感じずに過ごせます。
沖縄県には、バスやモノレールは走っていますが、鉄道がありません。バスは沖縄県中を走行していて便利ですが、基本的には車社会です。そのため、マイカーを所有しているほうが便利ですが、注意しておきたいことがあります。
沖縄県では、朝や夕方はバスレーン規制がかかり、その間、複数車線がある道路のうち、指定された一車線は一般車両が通行できません。高齢でのマイカー運転に不安がある場合は、比較的スーパーや病院などの施設が近い場所への移住を検討するほうが良いでしょう。沖縄県は観光スポットであるだけに、特に那覇市などでは商業施設、飲食店などが手広く充実していて、生活の利便性は高いといえます。
また、那覇市に近い宜野湾市や豊見城市は人気エリアで、沖縄の美しい海に囲まれた環境でありながら、商業施設やスーパーやカフェなども充実していて、のんびりと、そして便利に老後生活を送ることができるおすすめのエリアです。
ただし、物価は比較的高く、東京など本州の都心部で生活するのと同じくらいの費用がかかることもあります。

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moneliy編集部

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