給与明細の項目の見方を紹介!お給料をもらったらしっかりチェックしよう!
給与明細は保管すべき?
結論から言うと、給与明細は保管しておくべきです。確かに使う機会はあまりありませんが、給与明細は単に給与の額を確認するためだけのものではないからです。
給与明細を保管すべき理由
給与明細を保管すべき理由は、状況に応じて以下のようなケースがあります。
・確定申告で税金を計算するとき
・失業給付金の申請で金額を算出するとき
・万が一給料の未払いや計算ミスがあった場合に、会社に請求するとき
必要がないと思っていても、後で必要になったときに困るため、給与明細は必ず保管しておきましょう。特に3つ目の「給与の未払いや給与計算ミス」ですが、人の手による処理を行っている会社もあるため、まれに間違っていることがあります。それが後で大きな問題として発覚することがあるため、自分の身を守るためにも、給与明細は保管しておくことをおすすめします。
どのくらいの期間保管しておくべき?
給与明細は、2年間保管しておくのが望ましいです。というのも、残業代や基本給などの未払い、計算ミスなどがあった際に、請求できるのは2年前の給料までだからです。また、確定申告は5年前までさかのぼって申告することができるので、確定申告で使う可能性がある場合は、5年分の給与明細を保管しておくようにしましょう。
給与明細の保管方法
最低でも2年分は保管しておきたい給与明細ですが、どのように保管するのがベストなのでしょうか。おすすめしたいのは、以下の方法です。
・ファイリングする
・スキャンしてデジタル化する
・エクセルなどで記録する
ファイリングは、給与明細をそのまま保管しておけるのが便利ですが、かさばるのがデメリットです。それを避けたい人は、少し手間はかかりますが、スキャンしてデジタル化しておくか、エクセルなどで各項目の一覧を自分で記録しておくといいでしょう。
最低でも2年分は保管しておこう
給与明細は、保管しておかなければならないという決まりがあるわけではありません。しかし、各種手続きや証明に給与明細が必要になることがあるため、最低2年分は保管しておくようにしましょう。万が一給料の未払いがあったとき、給与明細が残っていなければ請求できず、損をしてしまうかもしれません。
自分の身を守るためにも、経済力を証明するためにも、給与明細を保管しておくことをおすすめします。
文:C・M
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野小百合