2.6人に一人は貯蓄ゼロ!ボーナスの使い道で分かる老後貧乏のリスク度

給与・ボーナス

そろそろボーナスの季節です。欲しかった物を買う人もいるでしょうし、旅行を計画している人もいるでしょう。お金の使い方はマネーセンスそのものです。
今回は、ボーナスの使い道で分かる、老後貧乏のリスク度についてみていきましょう。

ボーナスの使い道別、老後貧乏リスク度

金融広報中央委員会の調べによると、20~60代で一人暮らしの人のうち、貯蓄ゼロの人は38.6%。実に2.6人に一人は貯蓄ゼロです。(「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2018年)」)
一方で、1,000万円以上の貯蓄がある人は18.3%。その違いは、ボーナスの使い方にもあらわれるでしょう。

リスク度90% ボーナスを何に使ったか分からない

ボーナスの使い道を特に決めず、なんとなく使っているうちに無くなってしまった、ということはないでしょうか。
このような使い方をする人は、老後貧乏になる可能性大です。

お金が手元にあれば、つい財布のヒモがゆるくなり、いつもよりも少しだけいいものを選びがち。その積み重ねで、まとまったお金があってもいつの間にか使い切ってしまうことはよくあることです。
しかし、このような使い方が習慣になっていると、貯蓄はいつまでもできないままになってしまいます。
ボーナスを計画的に使うことで、満足度も上がります。計画を立てることから始めてみましょう。

リスク度60% ボーナスはローンやカードなど借金の返済で無くなる

ボーナスは、借金の返済で無くなるので何も買えない、という人はいませんか。
この場合は、借金の理由がポイントです。
たとえば、大きな買い物のクレジットカードのボーナス払いが多くなってしまっているとか、生活費が足りない月にキャッシングした返済とか、つまり、「無計画ゆえの借金」であれば要注意です。

お金は計画的に貯めて、使うことが大切です。支払いの先延ばしのために借金をすれば利息がかかり損をしてしまいます。
今回のボーナスで借金を返済したら、その後はしっかり貯蓄をするようにしましょう。

リスク度25% ボーナスで欲しかったものを購入

服やバッグ、アクセサリーなどで高額なものはボーナスの時に買う、と決めている人もいるでしょう。
その他にも、パソコンや冷蔵後などの家電や旅行など、楽しい予定はワクワクしますね。
ボーナス時期はキャンペーンやバーゲンをしているお店も多いので、おトクに買えるところを選びましょう。

ただし、大切なボーナスは全てお買物に使わずに、貯蓄にもまわしておきたいですね。
欲しいものや、やりたいことを書き出してみて、必要な貯蓄額を計算してみましょう。そうすることで、より計画的にお金を使えるようになります。

リスク度5% ボーナスで投資を始める

貯蓄が順調に増やせているのであれば、ぜひ投資を始めてみましょう。
買物は消費ですから、使えば無くなってしまいます。しかし、株式投資などの投資は利益を出して増やすことも可能。
国内外の株や債券などに投資ができる投資信託なら、バランスよく投資ができるのではないでしょうか。

また、スキルアップのための自己投資もいいでしょう。仕事に役立つ資格をとれば、お給料のアップが見込めるかもしれません。

貯蓄をしない?できない?理由とは

貯蓄をするためには、お金に余裕がないとできません。「普通に生活しているだけなのにお金が貯まらない」、と思っていても、実は支出が膨らんでいることもあります。その場合はじっくり家計の見直しをする必要があるでしょう。

そして、計画性も貯蓄には必要です。急にエアコンが壊れたり、ケガをして入院したり、というアクシデントは思いがけないときにこそあるものです。
借金で乗り切らなくてもいいように、月の生活費の20~30%は貯蓄にまわしたいですね。

まとめ

ボーナスの使い道はマネーセンスを表し、マネーセンスは将来のお財布事情を左右します。計画性がなかったり、困った時は借金をしたりしていると、老後は貧乏生活が待っているかもしれません。
貯蓄や投資を取り入れて、リッチな老後を目指しましょう。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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