夏のボーナス 40代の使い方

給与・ボーナス

もうすぐ、ジメジメとした梅雨が明けるころ、うれしい夏のボーナスの季節が来ますね。
今回は就職して20年前後、好景気と不景気の双方を経験してきた、40代の読者の皆さんに向けた、ボーナスの使い方を考えてみたいと思います。

2018年夏のボーナス 40代が平均年齢の企業トップは、ホンダ121万円

日本経済団体連合会が6月14日にまとめた一次集計では、大手企業の平均妥結額が、前年比6.71%増の96万7368円でした。これは1959年の調査開始以来、最高額だそうです。

日本経済新聞社のデータでは、平均年齢が40~50歳の大手企業46社をランキングしてみると、1位は自動車のホンダ(121万5000円)、中盤位で情報・通信の古河電気工業(74万500円)、最下位の流通・食品のチムニー(24万9837円)でした。

大手企業でも平均額に100万円に近い開きがあることが分かりますので、中小企業を含めると、手にするボーナス額はもはや、年齢で一概に区切れる時代ではなさそうです。

40代はこんな使い方をしている

市場調査会社の株式会社マーシュによる、昨年の夏のボーナス使い道アンケートでは、全年代でトップが貯蓄(69.6%)、2位が旅行(31.4%)、3位が商品購入(22.3%)、4位がローン返済(20.5%)でした。

40代に絞ってみると、次の通りになります。
l 1位の貯蓄:平均と比較で、男性が10ポイント近く低く、女性は6ポイントほど高い
l 2位の旅行:平均と比較で、男性が10ポイント近く低く、女性は平均値
l 3位の商品購入:平均と比較で、男性が5ポイント近く低く、女性は平均値

夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査
          
 
 (%)

男性が平均上位より低いポイントが目立ちます。一体何に使っているのかと調べると、圧倒的に平均値より高いのが、ローン返済(平均より13ポイント近く高い)でした。
更に50代の男性に絞ると40代より高く、ローン返済率は平均の2倍以上のポイント数です。
つまり、40代男性は今後50代にかけても、ボーナスをローンの返済に充てる割合が高いということでしょう。

女性は総じて平均値ですが、唯一目立つのが、「貯蓄(6ポイントほど高い)」です。
男性が借金の返済をするのに対して、真逆の貯蓄に女性が走るのは、とても興味深い調査結果ですね。

ちなみにこの調査の対象者は、未婚・既婚割合が全年代でほぼ50:50ですので、40代だけが突出して既婚世帯という訳ではなさそうです。
世帯内でローンの名義人にある可能性が高い男性が、ボーナスを返済に充て、配偶者である女性はしっかりと貯蓄に充てる・・・という構造以外に、単身者でも男女の別が際立つ結果であることが、うかがえます

FPがオススメする、40代のボーナスの使い道

30代である筆者が、40代の相談者を日ごろ見て思うのは、不動産に比べて、金融商品での投資比率が低いことです。
今の40代は、バブル期に加熱した不動産価格の上昇による、不動産信仰が比較的根強く残っていた年代であることが理由なのか、株式や投資信託で着実に資産を増やしている方は、あまり多くお見かけしません。
必ずしも金融商品のほうが優れているという訳ではありませんが、資産ポートフォリオのバランス面から、不動産ばかりに資産を集中させるのは、得策とは考えにくいところです。

今後引き上がる(もはや制度そのものが維持されるか分かりませんが)「定年」を考えると、20~30年の間、しっかりと資産を増やす必要があります。
金融商品の購入に対する法整備や、非課税など購入者にうれしいメリットが享受できる今の時代、積極的に日本だけではなく、世界に向けた投資を行うべきでしょう。

具体的にはNISAやiDeCoを活用していない人は、証券会社で口座を開設して始めるべきです。日本に限らず株式・投資信託の購入は簡単に出来ますし、ひと昔と異なり、投資にまつわる情報格差は、プロ・アマの違いはあまり関係なくなってきています。

まとめ

豊かな人生を築く上での「格差」は、どう行動したか、していないかによると筆者は考えます。
人生の時間軸で、ちょうど半分に差し掛かる40代の皆さんには、後半戦のライフプランを熟考した使い方をして欲しいと思います。

佐々木 愛子

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種 国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中...

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