こんな時どうする!? お金に困ったあるある事例10連発
あるあるその7:家賃を払おうと銀行から下ろしたのに、ほかのものに使ってしまう
銀行から下ろしたお金を、目的以外のことに使ってしまい、必要な支払いに充てられなくなってしまった、という話は、相談者の方からもよく耳にします。
お財布にお金が入っていると、支払う予定があると分かっていてもつい気が大きくなってしまい、使ってしまうという人がいます。
そんな時は、まずは、支払いの予定のあるお金は下ろしたらすぐに封筒に入れるなどして、お財布のお金とは別にしておきましょう。ATMの横に、現金を入れられる封筒が置いてありますよね。あれを利用します。
ほんの小さな工夫ですが、意外と効果的です。
あるあるその8:キャッシュレスで財布持たなかったら保険証がなくてピンチ
スマートフォンアプリによるQRコードやバーコードでの決済、電子マネー、デビットカードやクレジットカードなど、キャッシュレス決済が進んでいます。
そんなキャッシュレス決済が当たり前になることで、ちょっとした買物なら財布を持たずにでかけられるようになりました。スマートフォンには決済アプリ、スマートフォンケースのポケットにはクレジットカードやデビットカードを入れておけば、たいていのことには対応できます。
ところが、でかけたついでに定期的に通院している眼科クリニックに寄ったところ、保険証がないことに気づいてピンチ!
眼科クリニックでの検査や診察は健康保険診療の対象なので、通常は3割負担で済むのですが、保険証を持っていなかったことで自費での精算となってしまい、全額を支払ったという話が、家計相談の際にお客さまからありました。
クレジットカードや電子マネーで決済できる病院やクリニックも徐々に増えてきていますが、その月の最初の受診には保険証が必要です。
別の知人からは、歯科医院での同じような体験談も耳にしましたから、よくあることなのでしょう。
そのような全額負担をした医療費は、あとで請求をすることで払い戻しを受けることはできますが、キャッシュレス決済の手軽さ以上に手間がかかってしまいます。
今後、キャッシュレス決済がさらに進んでいっても、保険証や免許証などの携帯忘れには十分気をつけたいものです。
あるあるその9:リボ払いの残高が減っていかない
クレジットカードのリボ払いは、上限額の範囲内なら、その月にいくら利用しても支払額が一定です。そのため負担が軽く便利だと感じてはいないでしょうか。
リボ払いを、返済すべき残高を管理せず利用し続けると、残高が増え続け返済の終わりが見えなくなってしまいます。
また、返済期間が長くなるほど、金利手数料が高額になり最終的な返済金額が増えていきます。
そのような状態のときは、まずはリボ払いの利用をやめ、少しでも早く返済しましょう。
貯蓄があるなら、一時的に貯蓄額が減ることになってしまっても、返済してしまう方が良いでしょう。全額貯蓄で返済することが難しいようであれば、毎月の返済額を可能な金額まで増やして、少しでも短い期間で返済を終えるようにしましょう。
そうすることで、最終的に返済する金額が少なくて済みます。
あるあるその10:クレジットカードで買物したのはいいけれど、返済が追いつかない
クレジットカードでの買物は、メリットが多くなっています。
たとえば、大きな金額の現金を持ち歩く必要がなかったり、カード会社独自のポイントがついたり、さらに消費税引上げに伴う「キャッシュレス・ポイント還元事業」制度の対象となる店舗では、ポイント還元があったりなど。
一方で、カード会社の締日や請求日、利用した額を正確に把握していないと、届いた請求書の金額に驚いてしまいます。
しかし、利用明細を見ると確かに買った記憶のあるものばかりで、結局、貯金を取り崩して支払いをする、ということになりかねません。
クレジットカードは利用と支払いのタイミングが異なるため、管理をすることが難しくなり、あいまいになりがちです。
そこでオススメなのがデビットカード。デビットカードなら、利用と同時に預金口座から利用金額が引き落とされます。口座残高が利用上限となるため、使いすぎを防げます。
また、通帳やネットバンクで利用料金を確認することもできるので、家計管理がしやくなるでしょう。
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まとめ
「お金にまつわるあるある事例」として10のケースをご紹介しました。洋服や本、筆ペンなど、すでに持っているにも関わらず、管理の行き届かなかったことによる無駄な出費から、クレジットカードによる無計画な利用で支払いが苦しくなる、など深刻な事態になりかねないケースなど見てきました。
こうしたことを少しでも減らして上手にお金と付き合っていくには、まずは毎月の収支、とくに支出の把握をすることが必要です。
収入と支出のバランスが管理できるようになってくると、必要な支出の予定が見えてきます。「お金に困った」ことができるだけ起きないよう、日頃から思いつきではなく計画を立てた上で、お金を使うようにしたいものですね。