お得だと思っていても実は「無駄遣い」なこと3つ
10月17日は「貯蓄の日」。日本銀行が、お金を無駄遣いせずに大切にしようという思いを込めて定めた記念日です。無駄遣いはしていないつもりでも、なぜかお金がなくなる、貯まらないという人も多いと思います。そこで今回は身の回りの実は「無駄遣い」行動をご紹介します。
クーポンに騙される
期間中◯%オフ、といったクーポンをもらったから、お買い物に行こう、というのは一見お得なように見えますが無駄遣い。本当に欲しかったものを購入するのであれば無駄遣いではないのですが、お得な期間だから何か買いに行こう、見にいっていいものがあったら買おう、という気持ちでは結局無駄遣いになってしまいます。
実際にお店に行ってそこでどうしても欲しいものがあれば、クーポンがあるぶんお得に購入できるのでお得。
ですが、なんとなくのものを買ってしまうと、クーポンで割引される値段よりも幾分多い金額を結局払うことになります。なんとなくで買ったものは、気に入って何回も使うということはあまりありませんよね。クーポンがあるから使わないと損、という気持ちから買い物をして結局、本当に損をしているのです。
安い服を数回着て捨てる
最近ではデザインや着心地がいいのにも関わらず1,000円程度で購入できる洋服が増えました。利用している人も多いでしょう。ですが、そうして購入した服を何回来ていますか?
例えば10,000円の服を購入し、大切にして20回着たとします。すると1回着用した時の単価は500円。
一方1,000円で購入した服を1回着たものの、その後着なくなってしまった、という場合には1回の着用単価が1,000円になります。すると、出した金額が大きく異なるものの、1回あたりの単価で見ると、10,000円の服を購入した方がお得になります。
お気に入りの服を着ているほうが、気分もいいですよね。気持ちの面でもお金の面でもお気に入りにものを何度も大切に使う事がいいのです。
割引後の値段に騙される
シーズンが変わる頃、必ず開催されるのがセール。割引率が高く、楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか。しかしここにも無駄遣いのポイントがあります。
例えば、30,000円の洋服がセールで10,000円になっていたら、その割引額の高さに思わず手に取ってしまうのではないでしょうか。しかし、そこまで欲しくないものの、お得だからという気持ちで買ってしまうと、最初に紹介したクーポンの例と同じように、10,000円の無駄遣いになってしまいます。
この無駄遣いを防ぐには、これが定価でも買うか、と考えることが有効です。定価でも欲しいと思ったのなら、それは本当に欲しいものなので満足のいく買い物ができます。安くなっていないと買わないということであれば、案外あまり欲しいと思っていないものということではないでしょうか。
いかがでしたか
よく耳にする無駄遣いという言葉。その無駄遣いとは一体なんなのかということについてご紹介しました。お得なように感じても、実は逆に損をしていたということも多いにあります。お買い物をするときには、無駄遣いに注意しながら楽しみましょう。